検索窓
今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:10,531 hit

episode5〜youside〜 ページ4

看「原田さん。」


「はい…。」


二階堂さん達が
そんな話で盛り上がってる時


私は


ある場所へ


青「Aちゃん、こんにちは。」


月1回
神様が私に試練を言い渡す日。


病気っていう
大きな試練…。



「先生、こんにちは…。」


ぎこちない笑顔で
先生の前へ座る私。


私の主治医の青木先生。


白髪混じりの優しい笑顔が特徴的な先生。


そんな
先生と私は
もう5年位の付き合いになるのかな…。


青「今日は、少し暖かいね。」


「そうですね…。」


毎回
試練を言い渡される前の
少しの雑談


先生なりに
私の気持ちを和ます為にしている事だと思う


今日は天気の話だったけど


食べ物の話だったり
趣味の話だったり…。


この場所にいても
先生と話しているこの時間だけは
試練の事なんてすっかり忘れてる。


だから
ず〜っとこの時が続けばいいなぁって思う事もしばしば。


青「Aちゃん」


「はい…。」


青「この前の検査の結果なんだけど…。」


「はい…。」


そう言って
難しい顔をしながらカルテとにらめっこしている先生。


ゴクンッ…。


しばらくして
難しい顔から優しい笑顔にかわり


青「問題なかったよ‼」


ホッ…。


一番
安堵する時間。


青「あと1ヶ月だね。」


「はい‼」


私の病気の潜伏期間は
5年間。


ちょうど
クリスマスの日に残酷な試練という名のプレゼントをもらった。


そして


この5年間
いつ発症してもおかしくないって言われ続けてきて
いつもビクビクしながら
病気って試練と闘ってきた。


それも


あと1ヶ月。


そこさえ乗りきれば…。


「先生、持ってます?例のモノ。」


私が
先生にたずねると


青「ちゃんともってるよ‼」


机の引き出しから
緑色の袋を出した。


「よかった〜‼先生、分かってますよね?」


青「分かってるよ‼クリスマスの日にちゃんと届くようにするから。」


「お願いします。」


5年前
私が自分宛に送るつもりで準備したモノ。


何かって?


それは…。
ナイショ‼


もう少ししたら
みなさんに教えますね。


少し
ヒントを出すとしたら…。


過去と決別する為のモノ・・・かな。

episode5→←episode2


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

韓国 - 面白いので、体調を崩さないように小説を書いてください。 (2019年1月12日 19時) (レス) id: fe3d0dc37b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:★かずは☆ x他2人 | 作成日時:2018年10月30日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。