天使の粉雪～nika～ (ページ17)

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episode17 ページ17

俺達は
夕御飯の片付け終え
夜風にあたって飲もうって事になり
ベランダへ

俺んちのベランダ
少しだけ広くって
2人座れる位のベンチが置いてあるんだけど
俺達は
少し厚着してそこに座った。

A「じゃあ、改めて…。」

俺の前に
プルタブを開けた缶ビールを差し出すA。

俺は
目の前に急に差し出された缶ビールにビックリして
慌ててプルタブを開ける。

A「二階堂さんって本当に…。(笑)」

「本当に何だよ？」

A「超がつくほどどんくさいんですね。(笑)」

「あぁ～‼また、俺の事バカにしただろ？」

Aの事をジロリ睨む俺。

A「だって～(笑)」

また
笑いのツボに入ってクスクス笑いだすA。

「仲直りするんじゃなかったっけ？」

A「そうでした…。」

「じゃあ、改めて…。」

二・A
「「乾杯!」」

乾杯待ちの缶ビールはようやく乾杯された。

俺達は
ビールをグビグビッて
喉に流しこんだ。

「だけど、原田さんってもっとおっとりしてて穏やかでおしとやかな人だと思ったけど。(笑)」

A「それ、どういう意味ですか？」

今度は
Aが俺の事を可愛く睨んだ。

「だって、会社の男の人達口揃えてそう言うでしょ？原田さんの事。」

俺も
最初は
その中の一人でそう思ってた。

まぁ
その考えはすぐに覆されたけど(笑)

A「確かにそういう風に思われガチなんですけど全く真逆なんですけどね。(笑)」

納得する様に頷いてクスクス笑うA。

A「もしかして、二階堂さんもそう思ってました？」

「まぁ…。」

「そうなんだ。」

だけど
ちゃんと喋ったの最近だけど
俺は
どっちかって言うと
今
目の前にいるAの方がいいと思う

飾ってなくって
素のままの感じ。

A「私が感じた二階堂さんのイメージはかわらなかったですよ？」

「俺のイメージ？」

どんな風に見えてたんだろ？

変に思われてたら
イヤだな…。

さっきから
バカにするから(笑)

A「優しい人なんだろうなぁって。二階堂さんと付き合うときっと幸せにしてもらえそうって。」

「ブ～ッッ‼」

A「汚いなぁ～。(笑)」

「お前が急に変な事言うからだろ！」

急に言われた言葉に
変に動揺してしまって
飲んでたビールを勢い吐き出してむせた。