＊短編集(七侍)＊ part.3

【リク】不安な気持ち-紫- ページ17

◎リクエスト
→陽菜様 ( 不妊治療 )









「もう、そろそろやな」









優しい声。






私のお腹を撫でる旦那の崇裕。









『…ほんまに生まれてきてええんやろうか？』









不妊治療をして１０年。





やっとの思いで新しい命が私の中で生まれた。






お腹が大きくなるたびに私は不安な気持ちで押し潰される。









「まだ気にしてるん？」





『当たり前やん…崇裕は気にしてへんの？』






「気にしてへん！」









笑顔で頷く崇裕は私より生まれてくるこの子ことを誰よりも嬉しいと思う。









「あんな、A」






『何？』





「俺とAはパパとママになるねん！」





『…………』





「新しい家族が増えるねん！確かに…俺やって不安。でも、俺は不安より１０年間一緒に頑張ってきたことが一番嬉しいねん！」









優しく引き寄せてきた。









「っんで、また一緒に頑張れることが嬉しいねん」






『崇裕っ…』







「泣いたらあかんって…ママになるんやから笑顔でおらんと！なっ？」









崇裕はほんまに強くて優しい。






私をすぐに安心させてくれる。









『崇裕…手、握っていてよ？』






「当たり前や！」









生まれてくるこの子はきっと私みたいに幸せになれる。





だって、優しいパパが生まれてくるこの子を待っているから。







優しい笑顔でーーー.。









((Aっ！！涙が止まらへん))
((泣いたらあかんって言ったのは崇裕のくせに…))
((や、やって…嬉しいやん！))
((ふふ。それより、名前は？))
((決まってる。この子名前はーーー))









-ーーー
遅くなりすみません汗汗
リクエスト通りでしょうか？

私的には一番照史くんが書きやすかったです笑笑

リクエスト通りじゃなければやり直しますのでいつでも言ってください！

またリクエストをしてくだされると嬉しいです！









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