私の日常２【wrwrd!】 (ページ2)

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#長い廊下ページ2

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「 A！」

『 …もう、ほんま何のための扉やねん。』

自室のダクトから突然降りてきたのは

味方最大の脅威、ゾム。

彼がダクトから出てくる直前

何となく人の気配を感じたが

その気配が翡翠の彼だと瞬時に

判断したため

身構えるのすらやめた。

zm「拘束してた子、全部話したらしいで。」

『 …いよいよやな、』

zm「ん？何？」

『あの子の運命が決まる。』

zm「どうなるやろな、処刑やろか？」

『いや、それはあの子次第やで。』

運命は、少女が望む未来に進む。

少女が行きたいと望めば生かされ

その逆を望めば処刑される。

全てはあの子の決断次第。

そして

インカムが起動し

グルッペンの声が聞こえた。

gr【全員聞こえているか、即刻、総統室まで。繰り返す。全員、総統室まで来い。】

『 …さて、行きますか。』

総統室までの道のり

いつもはあっという間の廊下が

今日はどことなく長く感じる。

…緊張しているのだろうか。

それを知ってか知らずか、

隣を歩くゾムが話しかけてきた。

zm「なあ、どうなると思う？」

『え？うーん、せやなあ、私やったら…、』

「死を選ぶ、やろ。」

『お、シッマやん。』

気づくと隣にコネシマが来ていた。

zm「で、なんでなん？」

kn「こいつは生にしがみつかないタイプの人間やから。」

『はは、わかってるやん。』

私なら、

__________死を選ぶ。

もしそれが、

国が、彼等が望むことであれば

喜んで命を差し出すだろう。

この国に忠誠を誓い

国のために生きると決めた

あの日からずっと。

zm「 …ま、Aならそんな簡単には死なんやろ。ゴリラやしw 」

『は、お前！』

kn「アッハッハッハwwwその通りやんww 』

tn「うるさい！早よ来んかい！」

いつの間にか部屋の前まで来ていたようで

扉前でトン氏に怒られた。

いよいよ

少女の運命が決まる。

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