私の日常【wrwrd!】 (ページ31)

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#ありがとうページ31

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『 …こんなもんやろ。あの国では、多分、今もまだ実験は続いてる。』

全員が私を見てる。

涙ながらに語ったが

余計な口を挟まず何も言わずに

話を聞いてくれた。

今まで隠してきたことを全部話して

なんとなく、

気持ちが晴れた気がした。

ut「じゃあ、もしAちゃんが昔の任務を成功させてたら…、」

『今、私はおらんやろな。逆に失敗して正解や。』

あのとき

敵国の護衛大臣が

ダクトに隠れていた私に

声をかけて来なかったら

私は実験の餌食になっていただろう。

見つかった時は

死ぬほど焦ったが

今となっては感謝しかない。

『 …今までずっと話せへんかった。というか、話したくなかった。もしかしたら、今の暮らしが変わってしまうんやないか、仲間と言ってくれた人達が、また私を拒絶するんやないかって。…１人になるのが怖かった。ずっと。』

そういうと

急に視界が傾いた。

sha「 …そんなこと、する筈ないやん。俺らはずっと仲間やろ。」

隣席のシャオロンが

涙を流して私を抱きしめていた。

『シャオちゃん…。』

gr「俺が集めた人材だ。内ゲバはあっても、裏切りなんて有り得ない。表ではああでもない、こうでもないと揉めているが、根は仲間想いの良い奴ばかりだ。」

『 …せやなあ、あんたについてきて正解やった。ありがとう、グルさん。私がこの話をするまで待っててくれたトン氏にマンちゃん、それにみんなも、こんな私を何も言わずに受け入れてくれて、ほんまありがとう。』

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