#内緒の話 ※ややシリアス ページ16
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α国が近づくにつれて
緊張感が増す。
珍しく、柄にも無く
手が震えている気もする。
嫌やな、
こんな時に、こんなところで。
os「 Aちゃん? 」
『 はは、ごめん、なんか、色々思い出してしまう。あかんな、 』
os「 嫌よな、ほんまごめん。 」
『 大丈夫、もう私はあの国の人間やないから。 』
グルッペン、トントン、オスマン
そして軍医のしんぺい神の
四人しか知らない話。
α国
我々国に来る前
元々私がいた国。
そんときも軍にいたけど、
任務失敗して助けを求めたけど
見捨てられてしまった。
“ お前はもう要らない ”
“ 弱い人間はこの国に必要ない ”
と。
今でこそこの言葉に関して
なんとも思わないが
幼い子どもならどうだろう。
言葉の1つで
身も心も抉られる。
孤独と恐怖が支配して
あの国から逃げ出した。
そんな時に偶々出会った
グルッペン達の国に行き
軍に入って幹部になった。
この話は、また今度にしよう。
『 そろそろ行くね。途中までやけど、助かった。ありがとう。 』
os「 何かあったらすぐに連絡してめう。何かしら送り込む。 」
『 ばり怖いねんけどw でもわかった、行ってくる。 』
os「 Aに加護があらんことを。 」
私たちはまだ知らない。
このあと起きる出来事に。
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作者名:*** | 作成日時:2019年8月5日 0時