検索窓
今日:9 hit、昨日:2 hit、合計:8,373 hit

城を抜け出そう - 12 ページ19

Jongdae side






『 やっぱり、吸血鬼だったんだね。 』

「 え? 」




困った顔。

やっぱり。


あの後、一通りの出来事を

彼女の記憶の中から

ルハンさんに消してもらった。

1週間。

彼女の記憶は空白だ。

昨日のことも、一昨日のことも、

ここ1週間のことはきっと

思い出せる日はないだろう。

ただ、俺たちは、散歩に出かけて

そのまま何も起こらず帰ってきた。

その記憶だけが彼女には残っている。

そして

魔女であるセラの記憶は

この国の民からも抜き取って

城の地下牢に閉じ込めている。

いずれ、姿が消えるだろう。






『 隠す必要なんてない。俺は、知ってたよ。最初から。 』

「 …まあ、バレるよね。 」

『 え、あ、うん。 』






あれ、なんか想像と違う反応。






「 最初から、何を知ってたの?吸血鬼だってこと?それだけ? 」

『 あ、え?他に何か隠してることあったの? 』

「 記憶、消えてないよ。 」

『 …え? 』

『 人間じゃないやつに人間の繰り出す魔法がきくわけないでしょ。こんなこと言ったら殺されそうだけど、ルハンさんもまだまだだね。 」





ええええええ!!!!!??

ルハニヒョン…

無駄な魔力消費じゃん…。






「 そもそも、私の記憶をいじろうなら、人間の魔力は全部なくなるわよ。私は人間だったらジョンデと同じ歳に見えるけど、実際は200年以上生きてるし。 」

『 ええっ!? 』

「 何も知らないのね、私のこと。 」

『 だってさっき…、 』

「 確かに、一瞬記憶は消えたけど、すぐに蘇ってきた。私の記憶を1週間消したかったら10年分は消さないと消えないよ。 」

『 そんなことしたらルハニヒョン死んじゃう。 』

「 はは、本当だね。 」





あ、笑ってる。

なんか

Aが笑ってるところ

あんまり見たことなかったかも。

こうやって笑うと

Aも普通の女の子なんだなー。

まあ、200歳以上年上だけど。




「 さてと、行くかなー。 」

『 行くって、どこに? 』

「 さあ?誰かさんの日課の時間なんだけど、今日は行かないのかしら? 」





あ、散歩。

時間まで覚えてたのか。





『 今日は、行きたいところがあるんだ、付いてきてくれる? 』

「 もちろん。 」

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←城を抜け出そう - 11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
71人がお気に入り
設定タグ:EXO , exo , 短編集
関連タグ:男性声優 , gnki , GartenofBanban , CR , SEVENTEEN , GoB
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:*** | 作成日時:2018年2月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。