STORY.19Taisuke.F ページ33
「太輔くんなんかいいことあった?」
「え?」
「顔、緩んでる」
「緩んでる?」
嘘だろ?
鏡を見ると確かに緩んでる。
「ふふふっ、太輔くん分かりやすい」
クスクス笑うA。
なんか、恥ずかしいな。
「何があったの?」
「んー。サプライズ成功したの」
「サプライズ?」
「そう、北山のバースデーサプライズ」
「あーそういえば
太輔くん、プレゼント買いに行ってたもんね」
「うん。
俺がサプライズの計画立てたんだけど」
「うんうん」
興味深々に前のめりになって
話を聞く彼女が可愛いくて
思わず頭をポンポン。
「ちょっと太輔くん」
「ふふっ。
ごめんごめん、つい」
「もーいい歳なんで頭ポンポンとかやめてよねー」
恥ずかしいのか視線を外すA。
Aは俺より5つ年上。
いい歳って言ってるけど
俺、年齢とか気にしてないのに。
本当は嬉しいくせに
いつも強がってんの。
「で、サプライズの話は?」
「あーうん」
「あーうん、じゃないよー。
もう話おしまい?」
「もういいや。
Aと仲良しする方がいいな」
「え?仲良し?」
「そう、にゃんにゃん」
「にゃんにゃん?
え?何?にゃんにゃんって」
困り顔の彼女を見たら
思わず顔がほころぶ。
もー。
なんでこんなに好きなんだろ。
「本当はわかってんだろ?
俺、体力には自信あるから」
「え?ちょっ、待って、明日も仕事…んん」
キスして口を塞いだ。
「んっ…はぁっ、」
「俺ね、今、すっごく気分いいの。
サプライズも成功したし、
北山も、ファンのみんなも喜んでくれて
そして、帰ったらAが家にいた」
「…当たり前でしょ?
私の居場所はここだもん」
顔を赤らめて、上目遣いで俺を見つめる。
あーあ。この顔。
すっげー好き。
「うん。
そう、Aの居場所はここだよ」
明日もライブあるけど
ちょっとだけ、Aを充電しよう。
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由貴(プロフ) - こんばんは!!凄く良いですね!! (2015年12月14日 23時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
たまこ(プロフ) - ゆうみさん» ゆうみさん、いつもありがとうございます!おかげさまでみっくんカラーになりました。パート2も始めました(笑)よかったら覗いてみてくださいね(*^^*) (2015年12月10日 21時) (レス) id: 9dcabb0853 (このIDを非表示/違反報告)
たまこ(プロフ) - ちぃさん» はじめまして。大好きだなんてありがとうございます!パート2も始めました。よかったら覗いてみてください(*^^*) (2015年12月10日 21時) (レス) id: 9dcabb0853 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - わー!お星様がみっくんカラーになりましたねo(^o^)oおめでとうございます!今日は恋、集めました。を読み返してまたきゅんきゅんしてました。これからも楽しみにしています(^o^) (2015年10月31日 9時) (レス) id: d4fd2ec431 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 初めまして!いきなりすいません。ふらっとこの作品を読んでみたら、止まらなくなってしまい、大好きになりました!ぜひ、続き読みたいです!これからも応援しています!本当に、いきなりでおかしいんですが、ずっと、大好きです!(気持ち悪いですよね…すいません。笑 (2015年10月31日 9時) (レス) id: 3ec8077d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまこ | 作成日時:2015年5月3日 11時