STORY15.Yuta.Tー3 ページ27
爆笑する北山さん。
「ふはははっ!
誤解されちゃったか」
「…はい。
どうしましょう?」
「…大丈夫だよ。心配ない」
「…本当ですか?」
「大丈夫だって」
笑いながら私の頭をポンポン。
その時、控え室のドアが開いた。
「…ミツ、なにしてんの?」
「…え?あ、これ?
頭ポンだけど?」
「…ちょ、北山さん」
ムスッとした玉森さんが
私の腕を引っ張った。
「…玉森さん?」
「ミツ、俺の気持ち知ってるくせに
何でそんことするんだよ。
ミツもAちゃんのこと好きなの?」
ーー え?
今、好きって。
好きって言った?
玉森さんの顔を見ると
玉森さんの顔が赤くなって
耳まで赤くなっていった。
「…っ!///
俺、何言ってるんだろ…っ」
口元を押さえて固まる玉森さんと
ふはははっ!とまた大きく口を開けて笑う北山さん。
「…だから、大丈夫だって言っただろ?」
そう私に耳元で囁いて
「じゃぁ後は2人で、どうぞ」
「…え?
ちょ、待ってください、北山さんっ!」
バイバーイと手を振って
控え室を出て行った。
「…えっ、と…私、」
オロオロしていたら
玉森さんが私の手を引いた。
「…後から二人きりになった時に言おうと思ってたのに…」
「……」
「…俺、Aちゃんのことが好きなんだ」
「…玉森さん…」
「…付き合ってください」
そう言うと玉森さんは私の手をぎゅっと握った。
「……」
今、私、玉森さんに好きって言われた?
え?…うそっ…
「…Aちゃん?」
「…あ、すみません…っ」
驚きすぎて、声出なくて。
「…Aの気持ち、知りたい」
真剣な眼差し。
真っ直ぐ私を見つめる玉森さん。
「…っわ、私も、」
言いかけた時、
「あー腹減ったわー」
二階堂さんと千賀さんが入って来た。
「あれ?玉?なにしてんの?
あれ?Aちゃんも」
「…はぁ〜。
お前らなんで来るんだよ」
「はぁ?俺らの楽屋でしょ?」
「…なんで二人、手繋いでんの?」
二階堂さんがにやにやしながら
私たちの方を見た。
「あ、えっ、」
慌てて手を解こうとすると
玉森さんが、ぎゅっと握りしめて
「…俺の彼女になる予定です」
「…玉森さん」
見上げると、そうでしょ?って
玉森さんは微笑んだ。
fin…★
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由貴(プロフ) - こんばんは!!凄く良いですね!! (2015年12月14日 23時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
たまこ(プロフ) - ゆうみさん» ゆうみさん、いつもありがとうございます!おかげさまでみっくんカラーになりました。パート2も始めました(笑)よかったら覗いてみてくださいね(*^^*) (2015年12月10日 21時) (レス) id: 9dcabb0853 (このIDを非表示/違反報告)
たまこ(プロフ) - ちぃさん» はじめまして。大好きだなんてありがとうございます!パート2も始めました。よかったら覗いてみてください(*^^*) (2015年12月10日 21時) (レス) id: 9dcabb0853 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - わー!お星様がみっくんカラーになりましたねo(^o^)oおめでとうございます!今日は恋、集めました。を読み返してまたきゅんきゅんしてました。これからも楽しみにしています(^o^) (2015年10月31日 9時) (レス) id: d4fd2ec431 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 初めまして!いきなりすいません。ふらっとこの作品を読んでみたら、止まらなくなってしまい、大好きになりました!ぜひ、続き読みたいです!これからも応援しています!本当に、いきなりでおかしいんですが、ずっと、大好きです!(気持ち悪いですよね…すいません。笑 (2015年10月31日 9時) (レス) id: 3ec8077d5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまこ | 作成日時:2015年5月3日 11時