君の本心 �� ページ9
｢ スタイリストさんなら男の人でも恥ずかしくないのに 。｣
ボソッと言うとメジャーをウエストにかけてた幸が ｢ は ？ ｣ とドスのある声で言った 。
そしてメジャーをぎゅっと腰に巻いた 。
｢ 幸 、いた …… いよ 。｣
｢ 姉さんが悪いでしょ 。俺のことまだ弟に見える ？｣
｢ そんな …… ことない 。｣
どんどんきつく巻いていくから痛くて痛くて仕方ない 。
｢ ヴグッ ｣と悲鳴に近い声を出すと幸はメジャーから私を解放した 。よろめいて座りこもうとすると幸が支えた 。
｢ 姉さん 、昔から変わんないよね 。そういうところ 。｣
そういいながらソファまで私を引きずってソファに私を投げた 。
うつ伏せになる形になったから起き上がろうとすると幸が私の肩を抑えて腰にチクリと痛みを与えた 。
｢ いだっ 。｣
｢ ごめん 。また今度来るから 。｣
そして小さなリップ音が聞こえる 。少しの沈黙から幸が震えた声で言った 。
私は頑張って幸の腕をつかむ 。
｢ なんでこんなことしたの 。｣
｢ Aが変わって欲しくないから 。昔みたいに 、俺だけをみて …… あーもー ！ じゃあね 、風邪だけはひかないで ！！｣
振り向かない幸の耳は真っ赤に染まっている 。私の腕を振り払ってからドアからでた 。
私はすぐにスマホをとって ｢ 腰 キス 意味 ｣ と調べた 。
作者名:inori
キスの位置と意味:腰 束縛
他作品:いばら姫は俺の腕の中
長編で再挑戦したい作品でした ( 笑 )
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作者名：音猫 x他3人 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月11日 7時
