ぼくだって

だいすけ ページ28

今日はお休み☆
だからこのダイスケ様が涼太の代わりに夜ご飯を作るのでありまーす！！


亮「ねぇ、大丈夫？食べられるもの？？」

ちょっと！亮ちゃん辛辣よぅ！！
お兄ちゃん泣いちゃう！！

大「まぁ、冗談はこれくらいにして…」

亮「え、冗談じゃないよ？？」

手厳しい弟を横目にピーマンの肉詰めを作っていく。


亮「今日、涼太と話をするの？」

大「うーん…多分今話をしたって聞かないし涼太の中で響くことはないだろうなぁ…。それだったらしっかりと話をする環境を整えないと。あと、精神科医としてこれ以上追い詰めることはできないよ。進学するにしても就職するにしても人と関わらなきゃいけないから、涼太の今の状態をなんとか解放していかなきゃね」


涼太の笑う姿がみたい。安心して過ごしてほしい。ただ、それだけ。だって…家族なんだもん。


「ただいま」


リビングにひょっこり顔を出した照。
何故かニコニコ顔。


亮「どうしたの？」

照「うふふ。これ！」

と、出してきたのは白い箱。



パカッと箱を開けると7つ並んだシュークリーム、とその横にくまちゃんの形のチョコレートが鎮座してる。

照「先輩に美味しいお店を教えてもらったんだ。目当てはシュークリームだったんだけど、くまちゃんが可愛くて、しょうたと涼太と蓮に」

と、青のリボンのついてるくまちゃん、赤のリボンのついてるくまちゃん、黒のリボンのついてるくまちゃんを指差して笑う。


亮「えーいいなー、俺たちには？？」

とぷっくり頬をふくらませる亮平。ギリギリ弟ラインに入れず拗ねる。



大「ごはんもできたことだし、みんな早く帰ってこないかなー？」


亮「あの…、大兄…まだ5時半…」








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