希望の轍 (ページ2)

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今をときめくSnowMan ページ2

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今日は新曲の振り入れ。
明日はアイドル雑誌と週刊誌の取材。
その次の日は生放送でのゲスト、その後は近い内にあるライブの準備の下段階。

息をつく時間もないくらい多忙な日々を過ごしている。
ありがたいことに沢山の番組に呼んでいただく機会が増えた。
グループもそうだけど、各メンバー個人の仕事も増えた。一般の方からの認知も増えてきて「SnowManの人だ！」と言ってくれる。

でも、アイドルも人間。疲れだってでてくる。宮舘涼太は渡された台本を片手に持ちながらも目頭を押さえた。
そんな涼太の違和感に真っ先に気付いたのはメンバーであり幼馴染みでもある渡辺翔太。
「どうした涼太？」
手に持っていたスマホから顔をあげて涼太を見る。
「あ…、いや。ちょっと疲れちゃっただけ」
丁寧に台本を閉じテーブルに置くと、こめかみのところを軽く押す。
翔太はかばんをがさごそと漁り、何かを出して涼太に渡した。
「これ、使い捨てアイマスク。使えよ」
「ありがとう」
早速袋から出してアイマスクをして横になる。

「舘様、疲れてるみたいだね」
翔太の横にヌッと現れてこそっと呟くのは阿部亮平。亮平に見つめられると三白眼が全てを見透かしているような感覚に陥る。
「…まぁな。最近ソロの仕事増えてきたしな」
翔太は涼太を見つめたまま、亮平に返答をする。
「舘様のこんな姿、6人時代…いや、ミススノから見たことないでしょ？だから心配になってくるよね」
「…デビューできたんだ。この忙しさは覚悟の上だと思うよ」
亮平は頭がいい。言葉尻にメンバーの思いを共感するように返答した上で核心をつくように言葉を続ける。
「まぁ、涼太なら修正できると思うけど…」
「俺もそうは思うけど、周りが慣れてないからぎこちないよね(笑)」
「まぁな(笑)」
亮平と翔太は見合って笑う。何年もメンバーとして過ごしただけある。
2人は涼太を心配しつつ、長年の感覚で見守ることを決めた。

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🌹懲りもせず新しい作品を作ってしまいました…！
ゆっくり亀さん更新ですので、またまた宜しくお願いします！！