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＊
「いのおちゃん、着いたよ。」
「わっ………………きれい………………」
やまだが連れて着てくれたのは、あんまりみんなが知らないような高台。
そこから見える景色は、今まで見た何よりも綺麗だった。
今は夜。
だからこそ、尚更美しく見える。
「でしょう？
いのおちゃんに、見せてあげたかったの。
俺の、誰にも教えてない秘密の場所。」
なんて言いながら優しく微笑むやまだはまたその景色に視線を戻した。
そんなやまだの横顔がその夜景をかき消してしまうくらい綺麗で。
「…………」
思わず息を呑むほどだった。
ぼーっとやまだをみているとふとやまだがおれの方に向き直って
「どした？
そんなに見つめて。」
「あ、ご、ごめ、」
見てたのバレてた
恥ずかしくて顔を上げられない
それからどのくらい沈黙だったかな。
「いのおちゃん。」
やまだの声が聞こえて。
ふと顔を上げた。
「やまっ………」
やまだ、そう言おうとしたけど。
言えなかった。
ぎゅっと彼に抱きしめられたから。
「いのおちゃん。
すき。
いのおちゃんが俺のことなんとも思ってないってわかってても好きなんだ。」
「やま、だ…」
「ごめんね。
…でも俺、諦めないから。
出会った時に言った通り、絶対にいのおちゃんのこと堕としてみせる。」
そう言っておれを離した。
顔を上げてやまだを見ると、何か決意したような顔で優しく笑っていた。
そんな顔を見てまたドキリと胸が鳴った。
…やっぱりやまだといると調子狂う。
変な奴、だな。
なんて。
「勝手に、すれば。」
恥ずかしくなってこんなことしか言えないおれ
思わずまた俯いてしまった。
けど。
やまだはそれでも優しかった
「うん、勝手にする。
だから早く俺に堕ちてきて、いのおちゃん」
「ば、かじゃ、ないの」
ふふ、うん、俺ばかかも。
なんて言いながら笑うやまだはきっと誰よりもカッコよくてキラキラしてて。
自分の心が傾きかけてることに気付いた。
でもだめ。
だめなの。
また同じことを繰り返したくない。
まだ好きじゃないんだから
今なら引き返せる
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かみな - 続きが気になる！！一番右の星連打したい…。 (2020年1月27日 17時) (
レス) id: c2bfb0fe32 (このIDを非表示/違反報告)
りった。(プロフ) - ぴあまい様、初めまして、りった。と申します。更新ありがとうございます！すごくキュンキュンしながら読ませていただいてます…あの、所々 伊野ちゃん が ちゃん という表記になってるのですが私だけでしょうか…？これからも更新よろしくお願いします！ (2017年8月13日 5時) (レス) id: 134476545d (このIDを非表示/違反報告)
ぴあまい(プロフ) - 神楽さん» 神楽さん、お久しぶりです！ここからの展開がなかなかうまくかけなくて遅くなってしまいましたが一気に動き出します(^^)これからばばばっと更新して行くつもりですのでよろしくお願いしますヽ(；▽；) (2017年7月22日 14時) (レス) id: c37a266f0e (このIDを非表示/違反報告)
ぴあまい(プロフ) - akiakiさん» お返事遅くなりました（ ; ; ）コメントありがとうございます！休暇にそろそろ入るので一気にこれから行くつもりです！楽しみにしていただけたら幸いです(^^) (2017年7月22日 14時) (レス) id: c37a266f0e (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - ぴあまいさん、お邪魔します(^^) 舞台はもう整った！という感じですね、、神楽はこの先の展開にドキドキしっぱなしでございます。いのおさんとやまだくん早く幸せになってーの気持ちを込めて（笑）更新楽しみにしてます。 (2017年7月8日 11時) (レス) id: d1428fae49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあまい | 作成日時：2017年5月6日 21時
