HappyValentine&Happybirthday!!! ページ37
今日はバレンタインデー。
夜になってもまだ街には甘い空気が漂って居ます。
そんな中、私は………
有栖院家に侵入します←
【有栖院家に舞い降りた天使と小さなアリスの話】
というのは嘘で、ちょっとオトギリちゃんに協力してもらって、天使の格好をして御園君にプレゼントをあげよう!っていう。
あ、有栖院の皆さんにはもう説明済みです。ちゃんと了承いただいてますよ!
「Aちゃーん」
『あ、洞堂さん!』
洞堂さんに手招きされる。
洞堂さんの隣にはお姉ちゃんも居た。
「天使姿のAも可愛いっ!!!」
『あはは、有難う…』
「三月、Aちゃんが困ってる…」
「あ、ごめん……」
『大丈夫〜』
「Aマジ天使」←
悶えるお姉ちゃんに冷たい目線を送りながら、洞堂さんは「こっちっすわ」と案内してくれた。
* * * * * * * * * * * *
「あの窓がチビの部屋の窓っす。……まぁ、気をつけて」
『はい。……オトギリちゃん、お願い』
《分かりました……困ります》
スマホ越しにオトギリちゃんの声が聞こえた。
私に巻きついた糸が引っ張り上げられる感覚がする。その数秒後には、私の体は浮いていた。
《いきますよ……》
そして、一気に窓と同じくらいの高さへと視点が変わる。
『有難うオトギリちゃん』
《友達ですから……困ります》
『ふふっ、約束のおそば、作って待ってるからね』
《…!はい…!》
なんでだろう、目を輝かせているオトギリちゃんの顔が浮かんだ←
そっと部屋をのぞくと、御園君がベットにもぐりこんだ瞬間だった。
リリイさんと目が合い、ペコリと会釈をすると、彼はそっと微笑み返して気を利かせて部屋を出て行ってくれた。
……リリイさんマジ大人←
私はすぅっ、と息を吸うと、コンコン、と窓をノックした。
音に気づいた御園君に、笑顔で手を振ると、御園君は慌てて飛び起きて窓を開けてくれた。
「な、え、A…!?」
『あはは、こんばんわ、御園君』
そして、私はこういった。
『Happy Bisthday,Misono Alicein.
貴方に贈り物を渡しに来ました。
……なーん、ちゃって?』
そういって私は、呆然としたままの御園君にプレゼントの入った箱を渡す。
『じゃあ、帰るね。またね!』
私は御園君に手を振り、オトギリちゃんの糸に引っ張られるままに、夜の空を飛んだ。
___
もうちょいつづく→
誕生日の贈り物→←【chihiro@様リクエスト!】 甘酒を飲んで、少し酔いが回ったら。
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暁(プロフ) - お久しぶりです!!リクエストを書いてもらってありがとうございます!想像以上でした!やっぱり真祖達の動物の姿の時は最高です!また更新待っています! (2017年7月8日 11時) (レス) id: 6e2b18dd13 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - ひ、久々の更新待ってました…!!本当に久々なのに文才落ちてないし相変わらずほんわかするし笑うしありのまま(ryの所分かる人にしか分からないネタw あとリリィの「説明(ry」はしましたよねの方が…今のリリィの口調はちょっとおネエさんぽいような…応援してるから! (2017年7月8日 0時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
兎カフェ(プロフ) - 暁さん» 了解しましたー、少々お待ち下さいね!! (2017年7月7日 19時) (レス) id: d68108c602 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 初コメ失礼します!リクエストって大丈夫でしょうか?夢主ちゃんがみんなの動物姿に気づいて可愛がるというものです。ダメでしょうか? (2017年5月23日 18時) (レス) id: 6e2b18dd13 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - ぜ、全然大丈夫だよ?だって兎カフェちゃんも忙しいでしょ?しょうがないって!うん、ずっと、完結するまで……いや、完結したあとも応援してる! (2016年10月15日 9時) (レス) id: b267acf381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:兎カフェ | 作者ホームページ:
作成日時:2015年9月9日 21時