【SERVAMP】森の中の喫茶店 〜in a everydays〜

【chihiro@様リクエスト!】　吸血鬼だらけのお月見パーティー!　Ｐart.8 ページ17

殆んどの人が集まり、もう日が見えないくらい沈んだ頃。


チリンチリン


鈴の音が鳴った。


「やぁ、お待たせしちゃったかな?」


『あ、椿お兄ちゃん!』


「椿!」


「ボク等も居るよォ☆」


椿お兄ちゃん達が来た。


『いらっしゃい!待ってましたよ』


「あはは、ごめんねェ!でもォ、ちょォ〜っと時間が掛かる事だったからァ……ねェ☆」


『何を用意してたんですか?』


「それは言えません……困ります……」


「ちなみにAちゃん以外のここに居る人は知ってるよ?」


『えっ!?私だけ仲間はずれ!!?』


「「「「いや、そういう訳じゃないから」」」」


『ならいいんですけど…』


ちゃんと後でネタバレするよ、といわれ少し安心し、椿お兄ちゃん達を中に迎え入れる。


「それじゃ、皆揃ったかな?」


「じゃァ、ボク達憂鬱が主催するお月見パーティー!!」


「そして!」


そこで私が椿お兄ちゃんに腕を引かれ、皆の前に出される。


『え?あれっ!?』


「この『喫茶Camomile』を貸し出してくれた若き店長!!宇佐美Aの誕生日を祝って!!」


「「「かんぱぁーい!!!!」」」


いくつかのクラッカーの音と、ジュースの入ったグラスを打ち鳴らす音が聞こえる。


『誕生日』。


そうだった。



ずっと忘れていたけれど、今日は、私の誕生日だった。


「…びっくりした?」


椿お兄ちゃんがそう笑いかけて来る。


「忘れてたみたいだからさ。ちょっとしたサプライズのつもりだったんだけど。どう?」


『……すっごく、嬉しいよっ!!!』


そっか、と笑う皆。


『皆、有難うっ!!』


＿＿＿＿＿お母さん


今日は最高の日になりそうです


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

chihiro様、更新遅れてすみませんでした!!!


お月見＋誕生日パーティーになってしまいましたが……これで良かったでしょうか?

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