僕がもっと-CHANYEOL- (ページ4)

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○僕がもっと４話ページ4

「私はAです。
今は派遣社員をしていて
イーシンの幼馴染です。」

こんな挨拶
小学生以下だ…なんて落ち込んでる暇もなく
突然斜め向かいに座る大型犬(？)の人が口を開いた。

『お、俺はチャニョルです！！』

「は、はい！」

私の顔まっすぐ見つめるもんだから
つられて声が大きくなってしまう。

『皆とは学生時代のサークル仲間で！
今もこうして仲良くしてます！！
よろしくお願いいたします！！』

「よ、よろしくお願い…

『お前軍隊の挨拶かよ(笑)
俺はベクちゃんベッキョンで～す！
よろしくねっ！』

『俺はジョンデ。よろしくね。』

「よ、よろしくお願いします…」

すごい割り込んで来たけど
自己紹介タイムは終わった…のかな？

「……ふぅ……」

何かもう疲れたんだけど。

イーシンは皆と凄く楽しそうに話してるから、
私は黙ってお酒を飲みながらお通しつまんでると、
隣に座るジョンデさんがふと気にかけてくれた。

『他に飲み物頼む？
あ、おつまみも必要だよね。
どれがいい？』

わざわざメニュー広げて
私に見せてくれる。

全然自分で出来るのに…

「じゃぁ、ハイボールとポテトを…」

『それだけでいいの？
あ、もしかして遠慮してる？』

「いや、えっと…してます。
まだ緊張が解けなくて。」

『ははっ！Aさんは素直なんだね。』

「あ、ごめんなさっ

『ううん。褒めてるの。すいませーん！
あとは適当に頼んどくね。』

そう言って気遣ってくれる上に
笑顔が優しいというか、
頼り甲斐もあって少しキュンとした。

ジョンデさんカッコ良いなぁって。

………えっと。

「ど、どうしました？
な、何か顔についてますか？」

そんな私をチャニョルさんがじーっと見つめるから
声をかけてみたんだけど、
チャニョルさんもまだ緊張が解けてないのか
プイッと顔を逸らされちゃった。