彼の秘密-SEHUN- (ページ12)

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○彼の秘密１２話ページ12

食事中

『そう言えば僕、
今日は仕事の面接に行ってくるね。』

「ダンス関係見つけたの？」

『うん、ズームって事務所があるんだけど、
そこに所属したいなって思ってる。』

「すごい！受かったらプロだね！」

『気が早いよ(笑)でも、死ぬ気で受けてくる。』

真剣な彼の気持ちが
私の心に深く差し込んできた。

せっかく留学したんだもの。

絶対に合格してほしい。

「でも、怪我だけはしないでね？」

『うん、気をつける。』

夢を追いかける彼を好きになって良かった。

帰ってきたら彼の笑顔が見れるように
とびきり美味しいご馳走作らなきゃ。

そして仕事中

そろそろ連絡きてもいい頃なんだけど…

ヴヴッー・・

来た！

セフンからのメール！

＞(・ω・)

「へ？」

これはどっちなの？

合格？

不合格？

嬉しくて言葉にできないの？

悲しいけど気にしてないふり？

どっちなのよ。

どう返していいか分からなくて
点滅する文字バーを見つめてると
続けて送られてきたトーク

＞僕頑張るね。

(写真添付)

そこには、社長らしきイケメンの人と
肩を組んでグッドポーズしてるセフン

これは、合格ってことでいいのかな？

いいんだよね？

＞おめでとう！

＞ありがとう！

あぁ神さま
ありがとうございます。

彼が夢に一歩近づいた喜び

叫びたいけど出来ないから
デスクの下で小さなガッツポーズをした。

セフンは、夢を叶えられるんだ。