彼の秘密-SEHUN- (ページ2)

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○彼の秘密２話ページ2

朝食後

家事を済ませて
家を出た私たち

「今日はいい天気だね。」

『うん。ポカポカしてる。』

「手、繋いでもいい？」

『うーん…僕を捕まえてから！』

「え？ちょっ、待ってよ！(笑)」

公園の中を無邪気に走り出したセフンと
それを必死に追いかける私。

前を行く彼が嬉しそうに振り返って
手を出したり引いたりと
悪戯しながら速度はちゃんと合わせてくれる。

「もう意地悪しないで～」

『早く早く～』

笑いながら少し走った所で

「捕まえた～」

『捕まった～』

って、お互いに触れ合った。

「ふふっ、手、大きい。」

『Aの手が小さいんじゃない？』

「そんなことないよ！」

『なんで怒るの？可愛いのに。』

「も、もう………//」

真剣な顔で人をからかうなんて:(

それとも会えてない間に
私の免疫力が落ちちゃっただけ？

すぐドキドキしちゃって
気持ちが忙しいよ。

そんな私をよそに
腕を引いてスタスタ歩く彼は
『ここにしよ』って
持ってた荷物からシートを取り出した。

ん～良い風

『はい、座っていいよ』

「ありがとう」

敷いてくれたハンカチの上に
腰を下ろし、隣に座って、
そっと空を見上げた。

眩しい太陽に手をかざすと
内側の手に温かい体温を感じた。

「どうしたの？」

『何でもないよ。』

「ふふ、変なの。」

『風に飛ばされないように。』

「太陽が連れていっちゃうかも。」

『離さなければ大丈夫。』

そして笑い合う私たち

「そうだ。留学の話聞かせて？」

『いいよ。まずは～そうだな。あれだ。
Aシックになったところから。』

私も話したいこと、たくさんあるよ。