○初恋日記４６ページ ページ46
「お邪魔します…」
ドキドキする胸を押さえて
彼の部屋に足を踏み入れた。
汚くてごめんって言いながら
片付ける仕草も何だかカッコよくて
まるで彼女になった気分
そんなこと有り得ないんだけどね。
それでも思ってしまう。
"嬉しい"って。
立ったままの私に
『何してんの？座んなよ』
なんて言って戯けてる。
「失礼します。」
『何かしこまってんの(笑)』
「う、うるさいなぁ〜」
『そうだ。足、出して。』
「え！？」
『早く』
「ちょ、何！？変 態！！」
強引に足首掴まれて
ジタバタする私を
冷たい目で見つめるジョンイン君
『痛いんじゃないの？』
「へ？」
『靴擦れ、血が出てるけど。』
「あ…忘れてた。」
『ばーか。』
「ちょっとばかって何よ…」
鼓動が激しすぎて
こっちはそれどころじゃないのに。
不貞腐れる私を他所に
立ち上がった彼はガサゴソと
棚を弄ってる。
引き出しを開けたり閉めたり。
「何探してるの？」
『んー？薬。』
「熊さんのポーチじゃないの？」
『あ、そうだわ。』
「ふふ、ばーか。」
『うるせぇ。』
そんなやりとりしながら
どっこいしょなんて
おじさん臭く目の前に座って、
あの時のように優しく手当をしてくれた。
慎重に、優しく、傷口に触れて
痛がる私と目が合えば
まるで大丈夫と言ってるように微笑んで
ふーっと息を吹きかける。
益々跳ね上がる私の心臓。
このままじゃ気付かれてしまいそうで
とても怖い。
怖いけど…
「このまま時間が止まればいいのに。」
『え？』
「……え？」
『今なんて言った？』
心の声は、
馬鹿正直に外へと漏れていた。
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夜夏【よるむ】(プロフ) - くみににさん» くみににさん初めましてコメントありがとうございます。亀更新で申し訳ないですが読んでくださって嬉しいです！頑張ります(o^^o) (2017年12月13日 1時) (
レス) id: 25b153c3b7 (このIDを非表示/違反報告)
くみにに(プロフ) - はじめまして。いつも拝見させて頂いております！とても切ないですがすごくこの先が気になります…><これからも更新楽しみにしております！ (2017年12月12日 16時) (レス) id: 1a906e1bf0 (このIDを非表示/違反報告)
夜夏【よるむ】(プロフ) - ドリーさん» ドリーさんこんばんは。そして初めまして^_^新作読んでいただけて嬉しいです(o^^o)中々更新が出来ていないのですが、素敵な作品になるようにがんばります！ありがとうございます！ (2017年11月8日 0時) (レス) id: 25b153c3b7 (このIDを非表示/違反報告)
ドリー(プロフ) - しーさんこんばんは＆初めまして！面白くてときめく作品ですね！これからも無理のないような更新を続けて下さい！ (2017年11月7日 18時) (レス) id: 5e3261a1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しー | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/12-093
作成日時：2017年11月2日 15時
