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三十二番 ページ33

取り調べ室へ行く途中志摩が香坂を連れて歩いていると「うおおぉー。と後ろから逃亡中の鬼瓦がナイフを持って走ってきた。
志摩を狙って走ってきた鬼瓦だったがブスリとナイスが刺さったのは志摩の事を庇った香坂だった。

香坂「うっ!ゴフ」口から大量の血を吐き出す香坂
志摩「香坂!なんでなんで俺なんか庇うんだよ。救急車早く!」

叫ぶ志摩の腕を掴みにやりと笑った香坂

救急車が到着した頃には香坂は、息を引き取っていた

A「志摩さん大丈夫?」


志摩「なんで香坂。」

A「香坂は、本当に志摩さんの事尊敬してたんだよ。」あの時私にそう言った香坂の顔は嘘じゃない。

志摩「俺は、あいつの事2度も殺した

Aは、志摩のネクタイをグイッと引っ張る

目と目が合って「やっと見てくれたと笑った。

A「そんな顔してたら香坂うかばれないよ。香坂が亡くなって悲しいのは志摩さんだけじゃないよ。」

志摩「Aは強いなと力なく笑う志摩。

A「私はみんながいるから。闇の中にいた私を救ってくれた仲間が香坂は悪い事をしたけどくさってもやっぱり警察だよね。志摩さんを守って、ビルの爆破事件たいした怪我人がでなかったこと。ゆうとくんも無事だった。だから、私はあいつをゆるすよ。行こうみことさんたちがちゃんと解剖してくれる。

志摩「ああ。なぁA俺と一緒にその時がきたら地獄に落ちてくれるか?」

A「いいですよ。それはプロポーズですか?」

志摩「なにいってんだよ。」

A「私は、好きだよ。とか、愛してる。とか、一生一緒にいようとか言われるよりきゅるっとしますけどね。なんかきゅるって言葉いいですよね。正直伊吹さんの事馬鹿にしちゃってましたけど。あっ!これ内緒ですよ。

ぷるるー

A「はい。すぐいきます。中堂さんが来るなら早く来いって」


志摩「A。ありがとう。」

A「いいですよ。私達バディでしょ?まあ志摩さん&伊吹さんペアにはかないませんけど。」

志摩「俺たち三人だからいいんだろ?」

A「ですね。」


二人の距離はまた縮まりました。

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作者名:チューリップ | 作成日時:2020年8月19日 20時

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