嫉妬は甘くてクセになる。【佐久間次郎】 (ページ1)

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▼.castle.1 ページ1

A「こんな城…出てくんだから！」

ひたすら出口を探して走る。

ガラスの靴だと音がなると思い、裸足で逃走中。

この広いお城の中で

今日中に出口が見つかる

なんてこと、鼻から考えてはいない。

彼が帰ってくるまでの

３日間。

その間に見つかればいい。

A「あれ、この廊下さっきも通ったような」

完全に迷子。

出口を探すどころか、自分の部屋にも戻れない。

A「どうしよう」

軽く走りながら、廊下の角を曲がった。

ドンッ

何かにぶつかった。

逃げる暇もなく抱き締められる。

この城に入れるのは、

彼と彼の友達だけ。

でも、彼の留守中に友達が来ることはまずない。

とゆうことは

「俺が居ない間に脱走か？

悪い子＿＿＿((ﾆﾔｯ」

A「佐久間…」

佐久間「なんだ？」

彼、佐久間次郎で間違えないだろう。