冨岡先生を押し倒してしまった件について。

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「 …… 」



『 …… 』





暗い夜道、沈黙だけが降りる.



聞こえてくるのは他方で鳴く虫の音.










先生に、家はどこだと聞かれ適当に答えたら
途中まで送る的なことを言われた.





最初は否定した.





先生の立場的に色々とアウトじゃない？










まぁ、冨岡先生のこと.


問答無用だ.









『 先生、何か話さてください 』



「 なぜ俺に振る？ 」



『 先生の滑らない話が聞きたいからです 』



「 ……(そんなものは)ない 」










え、終わった.



会話が終わったぞ？



ない、で終わった.










『 先生、そんなんだから友達がいないのではないですか？ 』



「 俺は嫌われていない 」



『 何を根拠に言っているんですか？ 』










「 ……如月がいるだろ 」










『 ………は？ 』





「 教師に向かって、は？とはなんだ 」





不機嫌そうな顔をする先生.








いや、いやいや、


冨岡先生の発言のせいでしょ？





『 なんですかそれ…私が先生のお友達か何かなのですか？ 』





なった覚えはない.



そもそも、単なる先生と生徒の関係でしょう.





「 …… 」





無視かよｯ…










「 ……まだ、早い…… 」





先生が何か呟いけれど、あまりにも声が小さすぎて聞こえなかった＿＿





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