冨岡先生を押し倒してしまった件について。

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『 ……終わった 』





へにゃりと机に突っ伏す.










約2時間半ほどかけてキメ学だよりを纏め終えた.










机に突っ伏したまま顔を横に向け、窓の外を見れば暗くなっていた.



早く帰って寝たい、って真っ先に思った.















ふと、

ﾄﾝｯと小さな音を立て その視界を遮るように、
目の前に何かが置かれた.





ゆっくりと顔を上げて何かを確認すると、
紙パックのいちごみるくだった.





『 え？ 』





これ、好きなやつ…










「 キメ学だよりは各教室に置いてくる.」



待ってろ、と伝えると、大量のキメ学だよりを乗せた台車を押して教室を出て行った.










冨岡先生って…なんか不思議…










スパルタ野郎でPTAから苦情来てるくらいなのに、
突然、優しさ出してきたりするから少し戸惑う.










ﾌﾟｽﾘとストローを指し、いちごみるくを吸う.





口の中に広がる甘さが一気に疲れた体を癒していく.





『 …美味しい 』










でもらこれいつの間に買ったんだろう



ずっと持ってたのかな


それにしては、ちゃんと冷えてる…








あ、さっきあと少しで終わるって時に一瞬だけ教室出て行ったっけ.










その時に？





そうだとしたらなんでわざわざ＿＿？





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