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ただくん / 愛沙 side

ここちゃんが落ち着いてくれるなら俺はいくらでも対応する。それがここちゃんのため

ただ『よしよし、テレビ電話しようね?先に俺から出るから安心してね。連絡するよ?パパとママのところね』

ここ『…うん。パパとママと話す…怒られないかなぁ…大丈夫かな…こあい…にぃに…こあい』

今はこわいの。こわい…

ただ『大丈夫!怒らないよ、心配してるの。家族ってね、自分の娘が大丈夫かなっていつまでも心配するし1番の味方になってくれる人達なんだよ。1番に寄り添ってくれる人だよ。だから安心してたくさん甘えていいんだよ。にぃにのところにギュッしておく?それとも一旦起きてみる?どうする?ここちゃんしたいようにしていいよ?』

ここ『…ここ…我慢してたし…おにぃに自分のこと優先して欲しくてなんにも言わなかったからわかんないの。そうなんだぁ。ここには…わかんない…泣。泣いてるけど…にぃにの手、繋いでていい?一旦それで起きる。隣に居て?こあいから…手、いい?ギュッしてたい』

ただ『そっかぁ。宏光も忙しかったもんね。だから言えなかったかぁ。うんうん。いいよ。もちろん。手、ギュッしてて。パパとママに連絡するね?』

ここ『…うん。わかったぁ』

ただくんが連絡した。そしたらママから電話が来た

ただ『おつかれ、横尾さん。うん、大丈夫だよ。ここちゃん、起きてるからテレビ電話にしてもらっていい?』

〜ここちゃん、横尾さん。大丈夫だよ、手、ギュッしてていいからね?

ここ『…ママ…』

わた『ママだよ。さっきまでもしかしたら泣いてた?なんかあったの?怖い夢でも見た?話してごらん?大丈夫だよ今は休憩だからね?ママはいつでも味方だよ。大丈夫!』

ここ『…ママ…にも…パパ…にも…ここ…バイバイって…置いていかれたぁの…ここ…いらない…ママ…ここ…と…バイバイ…するぅ?…泣』

わた『そうだったのかぁ。話してくれてありがとう!こんなに可愛い娘のことママは置いていかないよ。パパもね?当たり前。パパとママの娘はここちゃんだけだよ。パパもいるから顔出してもらう?』

ここ『…ここ…だけ…?ほんと?…パパ…にも…きくぅ…泣。パパにも…顔出してもらう…』

わた『わかった。太輔、ここちゃん呼んでる』

たい『ここちゃん、おはよう。もうそんなに泣いちゃって。ここちゃん、どうした?』

ここ『…パパ…ここ…と…バイバイ…しなぃ?』

たい『可愛い娘のことは置いていかないよ。大丈夫』

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作者名:希絆 | 作成日時:2022年12月1日 17時

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