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アイロンと、持ち歩いている小さなメイクポーチを持ってハルカちゃんの居る個室に入る。
『お待たせ』
ハルカ「Aさん、彼氏出来ました?!?」
戸を開けて直ぐに身を乗り出して
聞いてくるハルカちゃん。
それに驚き、持っていたカバンを落としそうになる。
『び、っくりしたあ、何?突然(笑)』
ハルカ「奥の部屋行って、みたいな話し声聞こえたから…、何かお爺さん公認みたいでしたし!」
『ううん、違うよ。笑 ハルカちゃんと一緒で、ここの常連さんなの』
ハルカ「なーんだ、Aさんの恋愛話聞けると思ったのになあ〜」
『ふふふ、残念でした〜』
ハルカ「何かいいな、って人居ないんですか?」
『…いないよ』
ハルカ「え!今の間怪しい!!!」
湿気でぴょんぴょん跳ねる髪を
弄られながらも、後ろにいる私に
振り返ろうとしてキャッキャと一人
盛り上がるハルカちゃん。
確かに、ハルカちゃんの質問に
すぐ答えられなかった。
今ちょっとだけ頭に浮かんだのは
紛れもなくあの人。
違う、あの人とは住む世界が違うから。
いいなあ、なんて思っちゃいけない相手。
ブンブンとわかりやすく頭を振り 、
その人の顔を頭から消し去る。
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angel(プロフ) - 更新して下さい!!待ってます! (2019年11月10日 22時) (レス) id: 452da7dd64 (このIDを非表示/違反報告)
ぶちゃん(プロフ) - ほくとすきぴさん» 前回から読んでいただき、コメントも有難う御座います(*´`)! (2019年8月21日 16時) (レス) id: 29b209f9f9 (このIDを非表示/違反報告)
ほくとすきぴ - 更新ありがとうございます!!更新待ってます! (2019年8月21日 12時) (レス) id: cb30df2db6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶちゃん | 作成日時:2019年8月21日 8時