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私の頬をプニプニと摘みながら、幸せそうに愛しそうに、そんな顔で私を見ている。
どうしてこんなに、私の事を好いてくれるんだろうか、
『一緒に寝ちゃ、ダメです』
北人「陸さんには一緒に寝よ、って言ってたのに?」
そんなこと言ったっけ 、
酔いで全然回らない頭 、考えてみたけど今のこの状態じゃ上手く考えられないや 。
北人「ね、今日の集まりって、男も居たの?」
『…いないです、』
北人「本当に嘘下手」
私の頬をグイグイ、と横に引かれ頬が伸びて痛い。
『いひゃい、でふ』
北人「そんな可愛い姿、他の男に見せたんだ」
ほら、直ぐに嫉妬するんだもん。
だからバレたくなかったのに 、
私の頬にある手を払い、襲って来る眠気で閉じそうになる目を開けながら、北人くんを見つめる。
『北人くん、別に私の彼氏じゃないです』
北人「うん、でもヤダ、俺だけの前にしてその姿見せるの。陸さんの前もヤダ」
『何でですかっ!』
北人「好きだから」
真っ直ぐ真剣に言われたその言葉に 、心臓が跳ねる。
思い返せば、会いたかったと言われたり、嫉妬心丸出しな事とかは合ったけど、こんなどストレートに"好き"と言われたのは、初めてかもしれない。
北人「ふふ、照れてるの?(笑)可愛いねA(笑)」
赤くなってるであろう私の顔を見て、嬉しそうな笑みを浮かべる北人くん。
私をギュウと抱き締め、ずっとこのままで居たい、と甘く囁く。
北人くんの一つ一つの言葉で、すっかり冷めた酔い。
お酒の熱さじゃなく、今は恥ずかしくて身体が熱い。
でも、抱き締めてくれる北人くんの体温が心地好い。
北人「早く、俺だけの彼女になってよ、」
そんな北人くんの言葉で私の意識は途絶えた。
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せえ - ほんっとにすごくきゅんきゅんしました!笑ありがとうございます! (2019年4月29日 1時) (レス) id: 9ec98cd98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶちゃん | 作成日時:2019年4月14日 17時