僕 ら の 姫 。

/おさけ。 ページ4

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カメラマン「 じゃあ最後に！
二人見つめ合って顔ぎゅーっと近く寄ってくださーい！」


　 今日は菅田将暉くんとの雑誌撮影。


カメラマンさんの指示で、
私と将暉くんは
今にもキスしてしまいそうなくらい顔が近い。



カメラマン「 はい！おっけーです！
ありがとうございました！」


A「 ありがとうございます。」
将暉「 お疲れ様です。」


撮影を終え、
将暉くんと二人、写真のチェックをする。

■ 将暉くんは私の事務所の先輩で、
よく一緒にお仕事をさせて頂いている。


A「 将暉くん…やっぱり格好いいですね。」

私と二人で並ぶと、余計にオーラが分かる。

将暉「 何言ってんの。Aも綺麗じゃん。」

A「 うーありがとうございます。」

(私もこんなオーラが欲しいな。)



将暉「 この後まだ仕事残ってるん？ 」

A「 今日はもう上がりです！」

将暉「 お、ならさ。
この後 賢人と飲み行く予定あるんだけど、
一緒にどう？ 」

A「 え、…それお邪魔じゃないですか？」

山崎賢人くんとは数回お仕事で一緒になる事は
あったけど、プライベートで話したことは無い。


将暉「 賢人もAと仲良くなりたいんやって。
行こ行こ。」



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将暉くんと個室居酒屋へ来た。


将暉「 賢人ー。待った？ 」

賢人「 おつかれー。大丈夫だよ、先飲んでたし。」

店員さんに案内された個室に、賢人くんが居た。


A「 お久しぶりです。突然来ちゃってすみません。」

賢人「 Aちゃん！久しぶりー。
忙しいのに来てくれてありがとう。」

A「 いや、忙しいなんてそんな。」

賢人「 まあ座って。
これメニュー表、好きなの頼みな。」

私は賢人くんの向かいに座り、
将暉くんが私の隣へと座った。



A「 じゃあ私、ハイボールで。」

将暉「 あ、Aももう酒が飲めるようになったんか。」

A「 私もうすぐ21ですよー。」

賢人「 トドメの接吻の打ち上げの時はまだ未成年だったもんね。」

私と将暉くんと賢人くんは『トドメの接吻』という
ドラマで共演したことがある。


将暉「 じゃあ今日は朝まで飲もう！ 」

賢人「 明日の仕事大丈夫なんすか。」




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