喧嘩日和 ページ3
『なぁ剣心』
剣心｢おろ？なんでござろう？｣
『ちっと付き合ってよ』
剣心｢……剣か｣
『勿論､木刀でいいよ』
剣心｢承知した｣
薫に道場を借りる許可を取る
『さぁてと…鈍ってるかなぁ』
剣心｢Aが鈍っていたら拙者も鈍ってるでござるな｣
『バカにすんなぁ引き分けにしてやらぁ』
剣心の右脇腹を狙って間合いに入る
剣心｢おろっそう来るでござるか｣
『昔ここを剣心に叩かれたからねっ！』
避けられた
素早く体制を立て直す
剣心｢そうでござったかなぁ｣
『随分と余裕そうじゃないか』
剣心｢うん､余裕｣
『ムカつく〜！飛天御剣流 龍巻閃・嵐！』
剣心｢おろろっ…聞いてないでござる！｣
『言ってねぇからな！』
もはやこうなれば口喧嘩
というか刀無しの取っ組み合い
剣心｢木刀でも龍巻閃は痛いんでござるよ!?｣
『知らねーよんなもん！無刃刀でも逆刃刀でも痛いわ！』
薫｢うるさぁぁぁい！二人とも汗臭いからお風呂入れー！｣
剣心｢『ぅ…はーい』｣
『剣心から入れば？』
剣心｢いやいやAから､気にするでござろう？｣
『剣心が入って』
剣心｢Aが入れ｣
『剣心』
剣心｢A｣
またしても始まる取っ組み合い
幼馴染だからこそできる絡みである
薫｢二人で入ればいいじゃない｣
剣心｢拙者はそれでも構わんでござるが｣
『何言ってんの助平』
薫｢助平……？えっAさん男の人でしょ？｣
『あれ…男だと思われてたの』
剣心｢Aは女子でござるよ｣
薫｢えぇぇ!!?｣
『えぇ見てよこの顔男に見える？』
薫｢見えるわよ…一寸華奢な男の人｣
剣心｢よく間違われてたでござるな｣
『ござるうるさい』
剣心｢おろ…｣
結局Aから入った
夕食＿＿＿
薫｢そっかァ女の人かァ｣
『…(にやっ)早くしないと剣心誰かに取られちゃうよ』
薫｢…っ！｣
剣心｢おろ？｣
『天然というか鈍感というか…そういうとこ嫌いだよ剣心』
剣心｢天然なのも鈍感なのもAでござろう｣
『なんだとっ！？私のどこ見て天然＆鈍感なのさ！』
剣心｢全部｣
『もう怒ったからな手加減しねぇ』
剣心｢勝てたことないでござろう｣
『負けた覚えもないね』
睨み合いをする両者
止めるのはやはり薫
薫｢いい加減にしなさいご飯さげちゃうよ？｣
剣心｢『……それはダメ…』｣
なんやかんや仲のいい2人なのである
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作者名：柊出雲 | 作成日時：2020年8月1日 8時
