声優オタクの声優さん ぱーと7

素直になれない ページ36

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結局同期2人が来たら横を陣取られてしまった。
大人しく(？)かっきーの隣に座って会話に入るけどさ！！




「まぁたゲームしてんじゃん」


「分かってないな！スキマ時間にやるんだよこういうゲームは！」


「分かるわぁぁ……。かっきースマホゲームやらないから知らないんでしょ？」


「なめんなこらっ！」


「Aちゃんまだ刀剣乱舞やってるの？」


「んーん。こいつらがやれってうるさいからあんスタやってる」


「なんやかんや言いながら続けてんのかよ」


「律儀〜」


「やれって言ったじゃん！！！」




手元を覗くと茶髪のキャラクター。
このキャラの声は………。




「あ、鳥さんだ」


「鳥さんなら許す」


「許された」


「俺宏太朗ならどついてたわ」


「やめてよ！？」


「…………でもこのデッキっていうの？鳥さんのキャラいないんだね？」


「ちょっ…………まっ…………」


「へぇぇぇ〜〜〜」


「素直じゃないねぇ〜〜〜〜」




あ。察した。
気付いた2人はニヤニヤし始めたし本人は慌てている。

つまりはそういうことだ。




「スバルと北斗入ってんの？ちゃんとレベル上げてんだ？へぇぇぇ〜？」


「ちょっと貸してなー？」


「あ、まって！？返せ！？」


「親愛度上限行ってんじゃん。なに？本当はコッチが推し？」


「素直になれよ。楽になるぞ？」


「違うって！！！推しはママだから！！！」




楽しそうな笑みを浮かべた前野さんに肩を組まれ、これまた楽しそうな笑みを浮かべたかっきーにスマホを奪われ。

為す術なくいじり倒されるAちゃんの顔といったら。


ほぉんと人気者だよね。愛のあるいじり方されてるし。他に浪川さんと下野さんくらいだよ、あんないじられ方するの。




「もう！！！お前らきらい！！！！」


「はいはいそうですねー」


「きらいでいいよー」


「なんで流すんだよ！！！」


「メンヘラかよ」




Aちゃんの嫌いが本気じゃないのを分かってるから2人ともあしらい方が雑。
そしてAちゃんは不満げ。仲良しだなぁ。



こうしてAちゃんいじりはアフレコが始まる前まで続いた。

そしてAちゃんが同期2人のキャラを推してることが本人たちにバレた。




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