年越しから年明け ページ36
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谷山家で無事年を越し、これからは私の実家がある福岡に向かうところ。
駅にはご両親と姪っ子ちゃんがお見送りに来てくれた。
「Aちゃん、またいつでも遊びにおいでね」
「はい!お世話になりました!」
「きーくん。Aちゃんのこと大事せんといかんからね!」
「言われんでもわかっちょる!」
「次来るときはAちゃんもただいまでええからね」
「だって、紀章さん」
「任せろ」
名残惜しいけどもうすぐ時間だ。
3人に手を振って新幹線へと乗り込む。
なんやかんや楽しい年末だった。
姪っ子ちゃんとも仲良くなれたし、ご両親とも沢山お話出来た。
「楽しかった?」
「うん!来てよかった!」
「じゃあよかった。めちゃめちゃ不安そうにしてたからさ 笑」
「もー大丈夫!」
これから博多まで1時間弱の新幹線の旅。
ここまでくるとなんだか楽しくなってきた。
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2人で話しているとあっという間に博多駅に到着した。
年明けとはいえなかなかに人が多い。
お母さんが改札辺りで待ってるって言っていたけど見つかりそうにない。
「どう?見つかりそう?」
「無理そうだから電話かける……」
スマホを取り出してお母さんの名前をタップする。
手に持っていたのか2コール目で出た。
「もしもし。今着いたんやけどどこにおる?」
『ちょっと人多かったから駅の外におるよー』
「はーい。じゃあそっちに行くね」
「人混み避けて外で待ってるって」
「じゃあ行くか。あ、俺わかんないから案内して」
「任せなさい!」
久々(といっても数ヶ月ぶり)の福岡で少しワクワクしている。
紀章さんと一緒だしね!!
相当舞い上がっていたのか無意識に鼻歌を歌っていたようで。
「なんか嬉しそうじゃん 笑」
「え!そう見える?」
「うん。鼻歌歌ってたよ 笑」
「うそ!?」
「ほんと」
紀章さんに指摘されて気づいた。
でもそういう紀章さんも少しテンションが高いようだ。
「紀章さんも楽しそうじゃん!」
「まあね〜。Aちゃんと一緒だからだね」
「すぐそういうこと言う!」
「ほんとに決まってんでしょ 笑」
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ミックーリ(プロフ) - すーさん» ありがとうございます(*´ω`*) (2020年10月26日 22時) (レス) id: 2958225488 (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 面白いです!続きが更新されるの待ってます。頑張ってください。 (2020年10月23日 7時) (レス) id: 91e5b79796 (このIDを非表示/違反報告)
ミックーリ(プロフ) - リジュさん» 放置気味で申し訳ないです……。待ってくださってありがとうございます!!若干スランプ気味なのでまた時間がかかりそうですが、引き続きどうぞよろしくお願いします^^ (2020年8月18日 0時) (レス) id: 2958225488 (このIDを非表示/違反報告)
リジュ(プロフ) - 更新ありがとうございます!紀章さんお誕生日でもしかして、と思っていました!!うれしいです。これからも頑張ってください! (2020年8月11日 14時) (レス) id: ffc829d7cf (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - ミックーリさん» はい!待ってます!ご無理はなさらないでくださいませ! (2020年6月18日 19時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミックーリ | 作成日時:2020年1月23日 12時