俺も ページ18
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帰ってからも企画に頭を悩ませる。
ダラダラおしゃべりとはいえ、テーマがあった方が盛り上がるだろうし………。
あーでもないこーでもないとリビングで企画書と睨めっこしていると、隣に紀章さんが座った。
「そんな険しい顔してどうしたの？可愛い顔が台無しじゃん」
「うん、お世辞ありがとう。
実はラジオの企画書考えてて………」
「お世辞じゃないわ！俺が不安になるくらいAちゃんは可愛いんだから！
にしても企画書って新しいラジオでもやるの？」
「違う違う。いつものだよ。
クリスマススペシャルやるの」
可愛いは無視して企画書を紀章さんに見せる。
紀章さんは企画書を受け取って眺めた。
アドバイスくれないかな〜と紀章さんを見つめていると不意に目が合う。
「これ俺も出たい」
「え」
「このメンツだったら俺も行きたい」
「えっと………」
「だめ？」
態とらしく上目遣いでお願いしてくる。
口元が緩んでいるところを見るに確信犯だ。
私がこれに弱いのを分かっててやってる。
「………ほかにお仕事はないの？」
「ないよ。空いてる。だから行ける」
「お友達と遊ぶ予定とか………」
「クリスマスイブにAちゃん以外と遊ぶ予定とか入れない」
「…………紀章さんのマネージャーさんに連絡しとくね」
「俺が今から連絡するから大丈夫」
いつもLINEなのにこの時ばかりはガラケーを手に取ってマネージャーさんに連絡する。
一緒だったら弄られるのが目に見えてたから敢えて誘わなかったのに。
でもまあ半分同棲してるようなものだし、マネージャー経由で仕事の話は行くだろうし、遅かれ早かれバレてただろう。
寧ろギリギリで「出る！」と駄々こねられなかっただけマシだ。
また練り直しかなぁ…………。
通話を終えたのかほくほく顔で戻ってきた。
私の隣に座り手を握る。
「出ていいって♡」
「ですよね……」
「もーなんでそんなに落ち込んでるの？俺と一緒は嫌？」
「嫌じゃないよ。柿原に紀章さんは呼ばないって言っちゃったからからかわれるなーって……」
「かっきー？出ないのに？」
「元々は柿原の誕生日パーティーにしようって思ってて1番最初に連絡したから」
「そーいう事ね。でも1番最初に連絡したってのは納得いかないなぁ」
まずいと思った時には遅かった。
満面の笑みで「ちょっとお話しようか」って……。
絶対お話する気ないんだよ…………。
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ミックーリ(プロフ) - すーさん» ありがとうございます(*´ω`*) (2020年10月26日 22時) (
レス) id: 2958225488 (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 面白いです！続きが更新されるの待ってます。頑張ってください。 (2020年10月23日 7時) (レス) id: 91e5b79796 (このIDを非表示/違反報告)
ミックーリ(プロフ) - リジュさん» 放置気味で申し訳ないです……。待ってくださってありがとうございます！！若干スランプ気味なのでまた時間がかかりそうですが、引き続きどうぞよろしくお願いします^^ (2020年8月18日 0時) (レス) id: 2958225488 (このIDを非表示/違反報告)
リジュ(プロフ) - 更新ありがとうございます！紀章さんお誕生日でもしかして、と思っていました！！うれしいです。これからも頑張ってください! (2020年8月11日 14時) (レス) id: ffc829d7cf (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - ミックーリさん» はい！待ってます！ご無理はなさらないでくださいませ！ (2020年6月18日 19時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミックーリ | 作成日時：2020年1月23日 12時
