疑問 ページ4
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「単純な疑問なんだけどさ、」
「何さ」
「お前アフレコの時どうしてんの？
男役多いから、紀章さんと一緒のこと多いだろ？」
「あー……えっと……」
「こいつ全く話さないぜ？
前うたプリでほんとにチョイ役で出たことあったんだけどさ、隣に座らないのは勿論だけど、紀章さんから1番遠いところに座んの」
「お前バカなのか？」
「もう前野嫌い……柿原も嫌い……」
「俺ホントのこと話しただけなんだけど！？」
「しょうがないやん……紀章さんだけはどうしても直視出来ん……」
「なんで？別に紀章さんに憧れて声優なった訳じゃないのに？」
「あぁ、2人とも無視なんだ。ともくん拗ねちゃう」
「事務所入って紀章さんのこと知って、自分を貫いとるのめっちゃカッコイイし尊敬するなって思っとったらいつの間にか………」
「気付いたら先輩って感じじゃなくて憧れの人になってたと」
「うん」
「ねえいい加減いじってくれない？
俺折角ボケたのにさ！」
「柿原が相談に乗ってくれよったのに遮るなよー」
「俺も協力するから仲間に入れて…」
「しょうがないけん入れてやる」
「実川ー、方言ダダ漏れだぞー」
「無理。1回出始めたらなおらん」
緩い空気の中、柿原に相談しつつ前野をいじりつつ。
「どうしたらいいかわからん！！」
「まずは普通に会話出来るようになることだな」
「確かにそれが出来ないと何も始まらないしなー」
「紀章さん以外とは普通に話せんの？」
「話せるよ。サシでご飯も行ける」
「紀章さんは？」
「Twitterの返信で精一杯です！」
力強く言い切った私の前で2人は頭を抱えて突っ伏した。理由は分かってる。
私のヘタレ具合のせい。絶対に。
だって無理なんだもの。推しと話すとか、推しの隣に座るとか。恐れ多すぎるし、私が関わってはいけない気がする。一応事務所の後輩だけど。
「よし！！！」
「っ！
びーっくりした！！柿原が大きい声出した！！！」
「俺と前野で飲み会セッティングするからお前もこい」
「いや全然行くけど……」
「紀章さんも呼ぶからそこで普通に会話出来るようになれ」
「やっぱり行かない！！！」
「なるほど、俺は当日実川を迎えに行って監視しておけばいいのか」
「おい、前野止めてよ！」
「よし決定！紀章さんだけじゃなくて何人か声掛けるから楽しみにしとけ！」
というわけで紀章さん攻略(仮)がスタートすることになった。
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七巳流 - キーヤァーん (2022年7月13日 19時) (
レス) @page2 id: 366f1c99c5 (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - おもしろ度の投票なんで一回だけなんだろう。毎回読む度に面白いんだけど(笑) (2019年9月18日 20時) (レス) id: c23d485c4b (このIDを非表示/違反報告)
ミックーリ(プロフ) - 朔さん» はじめまして！これからもっとニヤニヤする展開を考えてるのでもっとニヤニヤしてください！笑(？) (2019年9月15日 17時) (レス) id: 2958225488 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - 初めまして〜ニヤニヤしながら一気に読んじゃいました！これからの絡みが楽しみです。Twitterはニヤニヤしましたw更新楽しみにしてます！ (2019年9月7日 2時) (レス) id: d99f80bc4c (このIDを非表示/違反報告)
ミックーリ(プロフ) - shinox2さん» Twitterは笑ってもらえるような展開にするよう心がけているので、そう言っていただけるとすごく嬉しいです！ありがとうございます(^^) (2019年8月26日 16時) (レス) id: 2958225488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミックーリ | 作成日時：2019年7月23日 17時
