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(S side)
面会室に入ると、被告人は既に座っていた。
俺も急いで席に着く。
深「それでは、始めましょうか。私は斑目法律事務所の深山と申します。」
「同じく、櫻井です。」
名刺を相手に見せる。
被「え、櫻井翔って凄い男の人みたいな名前ですね。」
…それって俺は女の子だと思われてるってことですね。
深「では、まず生い立ちからお願いします。」
「えっ、生い立ち？」
被「えっ、生い立ち？」
深「はい。なにか手がかりがあるかもしれないので。」
先輩の言っていた変わってるってことはこのことか…。
その後、数時間にも渡る面会を終え、部屋を出る。
あたりはとっくに日が暮れていた。
深「あ、キミ。これまとめといて。明日までだから。じゃ、僕は帰るから。」
「え、ちょっと……」
渡されたノートにはまるまる一冊にびっしりと字が書かれていた。
…しかも解読不可能な字で。
「…一旦戻るか。」
先輩なら誰か読めるかもしれない。
事務所に戻ると明石さんとその他数名がいた。
「あの、明石さん。この字読めます？」
明「ああ、これね。アイツ、一般人には読めないような字をかくからねー。
一緒にまとめるか。」
「ありがとうございます！」
そうして、俺らは徹夜でそのノートをまとめる羽目になった。
1週間後…
裁判長「被告人を、無罪とする。」
俺の初めての法廷で初めての勝利。
ほぼというか全て深山さんのお陰だった。
法廷を出ると班目さんがいた。
斑「初めてにしてはよくやってくれたよ。」
「いえ、ほぼ深山さんのおかげです。」
そう言って深山さんを見る。
斑「彼らと今日吞みたかったら“いとこんち”に行ってみるといい。みんなで呑んでるから。」
「は、はい。分かりました。」
斑目さんが立ち去り、深山さんの方をみると、既にみんな姿を消していた。
いとこんちってどこ？
俺はすぐさま検索して、なんとか見つけ出した。
地図を見ながら探すも…
「え、ほんとにこの奥？」
地図は商店街の路地裏の奥を指していた。
人通りが少ないので、恐る恐る進む。
角を二つぐらい曲がったところに、赤い提灯が出ているお店があった。
ここかな？
俺は、中から賑やかな声が聞こえてくる扉を開けた。
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舞櫻(プロフ) - 雅翔さん» ありがとうございます！！！こちらこそお願いします！！！ (2019年6月7日 21時) (
レス) id: b8fbd9170d (このIDを非表示/違反報告)
雅翔(プロフ) - 舞櫻さん» 移行先、早速行きました！！名前、私が提案したものになっていて嬉しかったですっ！！ありがとうございます！！また移行先でもよろしくお願いします！ (2019年6月7日 21時) (レス) id: 960072a6bc (このIDを非表示/違反報告)
舞櫻(プロフ) - 雅翔さん» ありがとうございました！山田サイドと言っておきながら御村くんサイドだと勘違いしておりました！ (2019年6月2日 10時) (レス) id: b8fbd9170d (このIDを非表示/違反報告)
雅翔(プロフ) - 舞櫻さん» 今書かれているやまたろと花男の話なのですが、もう少し太郎君の口調などを柔らかくして見たらどうでしょう？ドラマでもそうだった気がしたので……作戦みたいだったら良いのですが！ (2019年6月2日 10時) (レス) id: 960072a6bc (このIDを非表示/違反報告)
舞櫻 - ヒールさん» リクありがとうございます！！！やまたろですね、しばらくお待ちください！！！ (2019年6月1日 22時) (レス) id: b8fbd9170d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞櫻 | 作成日時：2019年4月14日 10時
