今日も好き。ｰRen.Nｰ (ページ10)

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story9 ページ10

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岸「Aメニュー決まった？」

『んーまだ』

岸「何で悩んでんの？」

放課後岸と約束してた通りカフェに来てます

どれも輝いてて中々決められない

『これとこれ！』

岸「じゃあ俺チョコ頼むから半分こする？」

『え、いいの？』

岸「うん。いいよ」

チョコもいちごも食べたくてどっちのパフェにしようかと迷っていたら岸が半分こという案を出してくれた

・・岸が神様に見えた私はすごく単純

「ってあれ。岸くんくんじゃん」

岸「…？あ、ショウこんな所でバイトしてんだ」

店員さんがオーダーを聞きに来たと思えば目の前で繰り広げられる会話

『えっと…？』

岸「紫耀。俺の友達なんだけど知らない？」

『いや、初めましてなんだけど』

平「Aちゃんでしょ？初めまして」

待って、初めましてって言ってるのになんで名前知られてるの？

岸が話したのかな？

平「岸くんから話聞いてるよ」

『え、あ、そうなんですね』

平「なんかめっちゃ他人行儀じゃん！」

それはそうだ

いくら岸の友達とはいえ初めましてだもん

『…紫耀くん私いちごパフェで』

平「え？あ、そうだ俺注文聞きに来たんだった！」

岸「俺はチョコパフェで」

ふにゃっと笑ってりょーかいっと厨房の方へ向かった紫耀くん

雰囲気が岸と似ている
・・少し抜けてるというか馬鹿というか

岸「紫耀同じ高校だけどA知らなかったの？」

『え？そうだったの？』

岸「紫耀結構モテてんのになー」

確かに紫耀くんはイケメンだと思う

そして天然な1面もあり女子はギャップにやられるのだろう

『んー同じクラスになった事ないしね』

岸「まー俺も他クラスの人全然知らねぇや」

『紫耀くんって何組なの？』

平「3組だよ」

タイミング良くパフェを持ってきた紫耀くんは会話にさらっと入りこんでくる

平「俺も1つ質問していい？」

『…はい』

平「岸くんとAちゃんって付き合ってるの？」

岸「ぶっ！」

平野くんは単純に思った事を聞いただけだと思うんだけど、岸は飲んでた水を吹き出した

『汚いんだけど』

岸「わりぃ。紫耀が変な事言うから」

平「え？俺のせい？」

ちんぷんかんぷんな紫耀くんは本当に単純に疑問に思っただけなのだろう

まだ平野くんの事はよく知らないけど、ピュアで純粋なんだろうなと思った

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