今日も好き。ｰRen.Nｰ (ページ5)

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story4 ページ5

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電車通学の私は門を歩いて通り抜けると今日は永瀬くんじゃなくて岸と遭遇

私に気づいた岸は自転車を降りて私のペースに合わせて歩いてくれる

岸「おはよ」

『おはよ！今日岸来るの早くない？』

岸「数学の宿題してくんの忘れたからAに見せてもらおって思って」

『いや、早起きできるなら自分でしなよ(笑)』

よく分からない奴だ

バカなのか天然なのか

岸「な！お願い！」

『もー今度なんか奢ってよね』

岸「おっけー！」

『とか言いつつ奢ってくれた事無いじゃん』

岸「わーかったって！まじ奢るから！命かける！」

岸の命かけるはほんとに信用出来ないからスルーしてると・・

永「山田先輩おはようございます！」

『あ、おはよ。朝から元気だね』

永「先輩の顔見たら元気出た」

『…今日も電車なの？』

さらっとこういう事言ってくるからどう反応して良いか分からないので、話を逸らす

永「昨日自転車置いて帰ったもん」

『あ、そっか』

永「行きの電車で会えるかなって思ったのに」

『残念だったね』

すると岸が私達に気を遣ったのか

岸「俺先に教室行っとくわ」

『待って待って、私居なかったら誰に数学写させてもらうの？』

岸「…自分でする」

『さっき約束したしちゃんと見せるよ(笑)』

そう言うと少し嬉しそうに笑った岸

すごく単純で分かりやすい

『宿題見せるぐらいでそんな嬉しそうな反応するとかほんと岸って単純だね』

岸「うっせーよ！別にそれだけじゃねーし！」

『ふーん』

岸「興味ねーのかよ！」

軽い言い合いを岸としていると隣からさっきとは違ってテンションの低い彼

『…えっと永瀬くん？』

永「…先輩のアホ」

『は？』

永「じゃあね」

そう言うと逃げていくように去っていった永瀬くん

ほんと私が先輩って彼は自覚しているのかってぐらい生意気

岸「あいつすげえ分かりやすいな」

『ほんと分かりやすい(笑)』

多分私と岸が話してるの見て嫉妬したんでしょ？

なんて私が言ったら自惚れてるって思われるかな

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