今日も好き。ｰRen.Nｰ (ページ14)

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story13 ページ14

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とりあえず近くにあったファミレスに入る事になったんだけど、まず誰も口を開かない

元はと言えば平野くんが…という意味も込めて平野くんをガン見していると

平「ん？」

『・・・』

・・そうじゃん、平野くんにこんな合図を送っても何も気づかないよね

でも憎めないのがムカつく

紗「てか、Aと平野くんっていつから仲良いの？」

平「俺のバイト先に岸くんとAちゃん2人で来たんだよね。そっから！」

紗「…Aすごいね」

『え、何が？』

紗「Aの周りイケメンだらけじゃん」

なぜか感心している紗莉

でも、確かに今前に座っている岸、平野くん、永瀬くん
・・みんな顔面偏差値がすごく高い

永「…おい。聞いてないねんけど」

平「だって言ってないもん」

永「なんで言わへんねん！」

そこ2人でプチ喧嘩が始まる

・・ほら料理運びに来た店員さん困ってるから

『すいません。貰います』

「ありがとうございます」

苦笑いの店員さんにそう声をかけると並べられていくデザート

通路側に居た私と岸がみんなに配っていく

永「てか、紫耀なんで先輩の下の名前で呼んでるん！？」

平「いいじゃん。Aちゃんも俺の事紫耀って呼んでるし！」

永「はあ？それほんま！？」

永瀬くんの関西弁が店内に響く

『平野くん嘘は良くないよ』

平「もーそこは俺に合わせてよ」

そう言うと項垂れる平野くん

すごく可愛いんだけど隣の永瀬くんの表情見えてないのかな

岸「…とりあえず食わね？」

紗「うん。アイス溶けちゃうし」

岸ナイス！！

いつデザート食べれるんだろって思ってた所だよ

『平野くんと永瀬くんって仲良いの？』

永「あーこいつ部活の先輩」

平「そうそう！」

『ごほっ…』

後輩にこいつ呼ばわりされてるにも関わらず、何も気にして無さそうな平野くん

どっちが先輩なのか分からなくなってくる

平「あ、今度試合あるから見に来てよ！」

紗「行く！Aと岸と！」

『ちょ、まだ何も言ってないんだけど』

岸「まあいいじゃん。行こうぜ」

平野くんと永瀬くんの部活姿も見てみたいしいっかと思い、結局折れた私

平「廉頑張ろな」

永「おう。Aちゃんと見とけよ」

『うん。頑張ってね…って……は？』

さらっと名前で呼んだ？よね？

ナチュラルすぎて聞き逃す所だったじゃん

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