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いつも通り学校に着いて靴を履き替える
あれだけうざいと思っていても急に来なくなると寂しいと思う私は一体何なのだろうか
『…あれ』
今目合ったのに逸らされたよね?
いつもならすぐに私の方へ来る永瀬くんはすっと通り過ぎて1年校舎へ向かった
あからさまに避けられるのはこっちだって傷つくなあ・・
平「あ、Aちゃん!」
『…紫耀くんってほんとに同じ学校だったんだ』
平「だから同じだって言ったじゃん!」
『あ、ねえ。そう言えば紫耀くんって名字なんて言うの?』
岸が紫耀って呼ぶから紫耀くんっていうのは分かるんだけど、名字そう言えば聞いてなかったな
平「平野って教えちゃったらAちゃん名字で呼ぶでしょ?」
『当たり前じゃん』
平「やだよ。そのまんまでいいじゃん」
『やだよ。なんで平野くんだけ下の名前で呼ばなきゃいけないの』
今まで名字聞いてなかったら紫耀くんって呼んでただけで名字教えてもらったからには名字でいいし
なんで呼び方にそこまでこだわるのか
岸「うっす」
『あ、岸おはよ!』
平「ねえ岸くん、Aちゃんが意地悪してくる」
岸「なにが?」
そうやってすぐ岸に報告する平野くんはまるで幼稚園児みたいで少し愛おしい
岸「んーまあ紫耀の気持ちも分かるかな」
平「でしょ?さすが岸くん」
なんかそこ2人で意気投合しちゃってるし・・
『もうチャイム鳴るから行くね』
2人をほっといてズンズンと教室へ向かう私に
岸「あ、おい!置いてくなよ!」
平「抜け駆けは許さん!」
後ろからバタバタと慌ててついてくる天然バカ2人
・・決して悪口ではないよ。
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携帯開いてびっくりしました。
38位ありがとうございます<(_ _)>
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作者名:chihiro | 作成日時:2019年9月18日 21時