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教室に着くと私は思わず溜息が出る
沙「Aおはよ。今日も例の後輩くん?」
『おはよ!うん。ほんと疲れる』
沙「贅沢な悩みだよね〜」
『…はあ』
目の前に居る私の親友の沙莉にまでこう言われる
・・こっちは真剣に悩んでるのに
沙「そんなに嫌ならはっきりと断ればいいのに」
『はっきり断ってる…つもり』
沙「普通の女子ならあんなイケメンに告白されたら嬉しいもんだと思うんだけどな〜」
・・遠回しに私は普通じゃないと言われるハメに
沙「ほら、岸も永瀬くんイケメンだと思うでしょ?」
岸「え?なんで俺?」
沙「いや、永瀬くんって同性から見てもイケメンの部類に入らない?」
岸「まあ、そうだな」
沙「ほらね」
ほらねの意味が私には分からないけど
まあ、永瀬くんがイケメンなのは私にも分かる
沙「あ、岸おはよ」
『あ、おはよ!』
岸「お前ら順番おかしいだろ!」
『…ふふ』
チャイムが鳴っても
前には沙莉、後ろには岸という席でほんとに楽しい青春を送っているな我ながらに思う
そして午前中の授業が終わりお昼休み
席が近い私達は自然的に席をくっつける
岸「あー腹減った」
『早く食べようよ』
沙「そうだね」
それからあの先生の授業眠いよねとかあの映画見に行きたいよねとか世間話をしていると急に沙莉が
沙「ところでAって永瀬くんの事どう思ってるの?」
『だから、永瀬くんの事は何とも思ってないって』
沙「つまんないなー」
『そういう沙莉こそ好きな人居ないの?』
沙「うん。居ない」
私の事散々言っといて居ないんかい(笑)
しかも即答だし
『岸は?好きな人とか居ないの?』
岸「…俺は別に」
沙「何その間(笑)」
岸「俺の話は別にいいだろ!」
岸は自分の話になると突然慌てだした
すごく分かりやすい反応
『上手くいくといいね』
岸「おう?」
沙「おうってやっぱ居るじゃん(笑)」
岸「ば、ばか!うるせーよ!」
そうこう話してるとお昼休みが終わった
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作者名:chihiro | 作成日時:2019年9月18日 21時