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「でもさ、あそこまで怒るかな?
岸くん、ちゃんと謝ったの?」
『謝ったよ!そうとう!!!
でも俺の話、信じるどころかまともに聞いてくれないんだよな……』
「なんで信じてくれないんだろうね?
岸くんの日頃の行いが悪いのかな?」
『縁起でもないこと言うなよ……』
「まー、女の子は色々あるよねー」
『なんで男のお前にわかんだよ(笑)』
「そりゃあ数々の女の子相手にしてきてるからね!」
『なんか、すげえなお前……』
「Aちゃんもさ、岸くんのこと信じてないわけじゃないと思うよ?
今は頭に血が上ってまともに話聞けるような状態じゃないんだよ、きっと。
落ち着くまでそっとしといてあげたら?」
『その間、俺、なんもできねーの?
Aに会えないの?』
『A、拗ねたら長いんだよなー……』
「Aちゃん、けっこう頑固だもんね」
『自然消滅したらどうすんだよ…………』
「岸くん自信ないの?
Aちゃんのこと信じてあげないと、岸くんも信じてもらえないと思うけど?」
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……珍しくまともなこと言ってる…………
神宮寺の言う通り、信じて待つしかないのかなー……
こりゃそうとう長期戦になりそうだなー……
俺、耐えられるかな……
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作者名:メロンパンナ | 作成日時:2016年6月13日 17時