○ 高嶺の花男子 ◎ Yuta.K

△ 恋なんて 03 ページ3

● . 03








.









お昼休み。

ちょうどお昼を食べ終わったところで、通りすがりの先生に目をつけられ用事を頼まれた。






『 なんで私が... 』



普通女子に持たせる量ではない、沢山の資料の山。

それを快く引き受けた私。


阿呆か、わたしは。






誰か一緒に持ってくれる人いないかな〜
普通はここで男子が助けに来るヨネ

と色々妄想をしつつ、待ってみたけど周囲の反応はナシ。



ふざけてんのか！お前ら男子は！！

まぁ、今の時代そうですよね。




はは、と自分を慰めるように笑って誤魔化した。




なんて私は哀しい奴。








.








『 はぁ、もうちょい..っ 』



やっとのことで、5階まで運んだ。

あの後も、某漫画みたいに助けてくれる人はおらず。


...期待してなかったからね、大丈夫。




汗ばんだ額をハンカチで拭う。


先生はこれを化学準備室に運べって言ってたから..


あと、ちょっと。






.

△ 恋なんて 04→←△ 恋なんて 02

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す