“しらぶ”じゃなくて“しらふ”です3rd*

しらふ ページ33

『しら、ぶ…？』



いきなり白布に抱きしめられた。





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沈黙の時間が流れる。









白「ありがと」



『いいえー、喜んでもらえた？』




白「ん…。もちろん…」




『え、白布、泣いてる…？』









顔を上げようとすると、頭を押さえられた。




『ちょ、』



白「見んなって…」









『んふふ…』



白「…ほんとありがと」



『大好きな人の誕生日ですから』









するともっと力強く抱きしめてきた白布。




白「ほんと俺には勿体ない彼女だな」







『じゃあわか「れねぇよ。つーか手放さねぇから」…大丈夫、離れないから』









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白「じゃあな。本当にありがとな」



『うん！じゃ、また明日！』









私は白布が見えなくなるまで手を振り、それから寮へ戻る。









「あ、帰ってきたー」



「うまくいった？」





『んー、なんとか！』





「なんとか…って」





『最初気付いてもらえなかったし』




「ま、幸せそうで何よりだわ」









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「先輩！」




『え、あ、どしたの？』




部屋でゴローンとしてると後輩ちゃんが3人ほどドアを開けてこっちを見てる。



「色々聞いて欲しい事があるんですよ！」



「私も！」




「私は聞きたいことが…」









『んんー、いいよ？』








そう言うと、お邪魔しまーす！って笑顔で言いながら入ってきた後輩ちゃん達。









うん、可愛い

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