しらふ ページ19
『っ、はぁはぁっ…ちょ、しらぶっ…待って!…はぁはぁっ』
教室に行って白布の所へ行くと逃げられたから追いかけてます。
にしてもさすが強豪バレー部。
体力半端ねぇな。
『だーかーらっ!待ってって言ってんじゃんっ!』
グイッ
私は白布の制服の裾を思いっきり引っ張った。
白「うわっ!?」
『きゃっ!?』
ドスンッ
裾を掴んだのは良いものの、あまりにも思いっきり引っ張ったものだから白布がバランスを崩し、こっちに倒れてくる。
それに私は巻き込まれ、白布の下敷きに。
白「っ、悪ぃ。」
そう言って、立ち上がり歩き出すものだから私もそろそろ我慢の限界がきた。
『あーもう!白布の馬鹿!待てって言ってんじゃん!そんなんも理解出来ないような頭なんですか!』
白「何だよ…さっきから」
『やっと口聞いてくれた』
すると白布が自分の髪をくしゃくしゃにしてこう言った。
白「何なんだよ…せっかく諦めようとしてたのに…。あぁ、もう!わかったよ!何でも聞くから!」
私は、大きく息を吸ってこう言った。
『白布の馬鹿ぁぁぁぁ!!自分の気持ちだけ一方的にぶつけて私の気持ちは聞かないでどっか行って!しかも避けるし!…あと!私は別れる気ないし白布の事好きなの辞めるつもりもないから!!以上!』
そう言うと白布は驚いた顔をした後、しゃがんでる私の腕をグイッと引き、私を抱き締めた。
白「廊下の真ん中で大声で公開告白しないでくれる?恥ずかしいから。」
『っ、!悪い…?』
白「はぁ…何でこんなアホで馬鹿でバスケ脳で大食いで何にでも真っ直ぐ進む奴好きになっちゃったんだろ…。俺だって諦めたくて諦めようとしてたわけじゃないから…んな事言ったら、俺だって離す気も他の奴に渡す気もねーから」
そう言って、強く抱きしめてきた。
アホで馬鹿でバスケ脳で大食いで真っ直ぐ進む、か…。
すごい貶されてる気がする。
『白布、好き』
白「俺は……って、お前ら!」
グイッと私の体を引き離す白布。
後ろを見てみると、太一と侑汰とかそこら辺の男子がいた。
川「賢二郎だいたーん」
侑「Aちゃんの事溺愛し過ぎー!」
からかわれる白布。
顔が見る見るうちに赤く染まる白布。
『ふふっ』
白「何笑ってんだよ」
『べっつにー』
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kuronana(プロフ) - 西ももさん» ありがとうございます!とりあえずテストあって低浮上だったので今日からまた頑張ります! と言っても最近ネタが思い浮かばなくて、、困ってます… (2017年2月28日 14時) (レス) id: 50f9824e85 (このIDを非表示/違反報告)
西もも(プロフ) - kuronanaさん» 楽しみにしています!(爆ぜろリア充!羨ましい!) (2016年12月17日 8時) (レス) id: 9a052472ae (このIDを非表示/違反報告)
kuronana(プロフ) - 西ももさん» 1の方でもコメありがとうございます!!めっちゃ嬉しいです!こんな作品が息抜きとか…嬉しすぎます! (2016年12月17日 7時) (レス) id: 50f9824e85 (このIDを非表示/違反報告)
kuronana(プロフ) - 優依さん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです(o^^o) これからも頑張りますのでよければ読んでいってください! (2016年12月17日 7時) (レス) id: 50f9824e85 (このIDを非表示/違反報告)
西もも(プロフ) - kuronanaさん» ニヤニヤしながら読んでます!勉強の息抜きで読んでます! (2016年12月15日 18時) (レス) id: 9a052472ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kuronana | 作成日時:2016年12月2日 21時