声優・浅雛の記録手帳 2冊目【男主】 (ページ10)

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『作り過ぎちゃった、かな？』

テーブルに並べられる数種類のハンバーグの皿を見て、首を横に傾ける

山下「大丈夫大丈夫、このくらい食べられるって」

「「「『かんぱーい！！』」」」

島﨑「んまっ！」

松岡「ご飯進むな～」

『信長くんの作ったソース美味しい！』

＿＿＿＿＿＿＿

松岡「ごめんな、ちゃんと片付けられなくて」

『大丈夫ですよ。それより、信長くん送ってあげてください。久しぶりに酔っ払った信長くん見たし』

島﨑「A大好きー！ちゅー、ちゅーしよ！！」

松岡「完全に酔っ払いのおっちゃんだ」

『信長くーん、明日も朝から仕事でしょ？早く帰ってゆっくり寝ないと』

島﨑「ちぇー……」

松岡「それじゃ、今日はお疲れ」

『はい。お疲れ様でした』

玄関で二人を見送り、上げていた手をゆっくり下ろす

『……それで、どうして大輝くんは残ってるのかな？』

浅雛の隣に並んで山下は平然とした顔をしていた

山下「え？もちろん泊まっていくからだよ」

『だと思った。来客用の布団……閉まってある場所分かるよね』

山下「もちろん。何回も泊まりに来てるからね」

『で、寝間着は』

山下「Aの借りまーす」

『だよねー。準備してくるから、ちょっと待ってて』

＿＿＿＿＿＿

お風呂から上がり、ソファに座っている山下に声を掛ける

『何してるの？』

山下「んふふ。自慢しちゃった」

『どういうこと？』

ニヤニヤした山下は操作していたスマホを浅雛に見せる

Aの家に泊まりますが……嫉妬しないでくださいね?

白井え、何。喧嘩売ってる?

西山行ってもいい?いいよね??行くから

花江いきたい

榎木Aセラピーお裾分けしてほしい

八代えー、いいなー

江口なんで誘ってくれないの

『あーあー』

山下「そしてここに……はい、チーズ」

浅雛の肩を抱いてシャッターを切る

山下「写真投下完了～」

『爆弾投下の間違いでは……』

数分もしない内に、西山軍団が荒れたのは言うまでも無い