声優・浅雛の記録手帳 2冊目【男主】 (ページ9)

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松岡「終わった……」

『終わりましたね……』

井上「はい、二人ともお疲れ様」

疲労で伸びきっている二人に、井上が差し入れのお茶を渡す

『ごちそうさまです』

松岡「ありがとうございます」

井上「最終日で二人ともクオリティ上げてくるからびっくりしたよ。また一緒に仕事できるの楽しみにしてるよ」

『こちらこそ、ありがとうございました！！』

ヒラヒラと手を振って井上は楽屋を出て行った

『どうします、この後ご飯行きます？』

松岡「あー、行きたい。美味しいモノ食べたい」

『綾音ちゃんも一緒に行かない？』

佐倉「私はパスで！この後天使と会う約束してるんで！！」

松岡「花澤さんか」

『花澤さんですね』

「それじゃ！」と笑顔で佐倉は帰って行った

『じゃあ僕達だけで何か食べましょうか。禎丞さんは何か食べたいものありますか？』

松岡「あー、今日はハンバーグ食べたい気分……かな」

『いいですね、ハンバーグ……あ！』

ニヤッと笑った浅雛の手にはスマホが握られていた

『作っちゃいませんか？ハンバーグ』

＿＿＿＿＿＿

ピンポーンッ

松岡「お、来た？」

『開いてるからどーぞー』

インターンフォン越しに声を掛けると、玄関の扉が開いた

山下「やっほー。頼まれた材料とビール買ってきたよ～」

島﨑「ハンバーグ作るって聞いたんだけど……って、もう作ってるの！？」

松岡「少しでも早く食べられるように作ってた」

山下「手伝うよ～！何すればいい？」

『じゃあ禎丞さんと一緒にハンバーグの種作ってもらえる？』

山下「りょーかい！チーズとか入れてもいい？」

松岡「いいね、入れよう」

島﨑「じゃあ、俺は色んなソース作ろうかな。冷蔵庫開けていい？」

『どうぞー、好きに使ってください！』