キセキの恋 (ページ3)

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ことみside

なにあいつ。
大ちゃんも可愛いけど、涼介の方が上の上の上。

っていうか、似てなさすぎる。
私の方が可愛いし、大ちゃんも私のこと好きだって噂よ。
くるみとか、聞いたことない。急に入ってくるとかスッゴいムカつく。

「ねーえー、くるみちゃん。ちょっとこっち来てー？」
くるみ「え、なに～？」

あっちの部屋には私の友達がいるからねー。調子乗るなって教えてあげましょう♪

くるみ「え、ここ、どこ？」
「ここ？ここは～、楽しいところ！」

友「あ、お前がくるみ？お前さ、ことみよりも伊野くんとひかと仲良くなるとかありえないから。」
くるみ「そんな、仲良くなれないよ…。」
「それはどうかなー？歓迎されちゃって、父子家庭だからよ。」
友「えー！くるみん家って父子家庭～？それでよくこの学校の生徒会はいったわね。」

くるみ「父子家庭で、何がっわるいのっ‼」
「そういうのがムカつくんだよ、黙れ。」
(ｶﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ
くるみ「うっあ、なに、す、るの…」
友「教えてあげたの、ことみに歯向かうとこうなるっていうのを。」

「そう、ま、今日はこのくらいにしといてあげる。覚えときなさいよ？」
くるみ「わか、った…。」

ずっと孤独だった私に光をくれた貴方達を、私は離したくないの。
こんな私、また独りぼっちになるかもしれない。もう、もうそんなことにはなりたくないから。だから、許して、ごめんなさい…。