雷使いとあいさつ ページ10
※ホーエンハイムが生きてる
※異世界転移ではなく、それぞれがどこかの国という設定(同一世界線)
※あだ名の設定お願いします
魔法局から長期休暇をもらい、生まれ故郷であるリゼンブールへ帰ることにした。
そもそもアメストリス国へ帰るにはクイーンパラレル駅のゼロと5分の2番線から電車に乗る必要がある。
ゼロと5分の2番線ってなに…？？と思いつつも、帰郷する事をオーターに伝える。
「…私も同行する」
「え？」
そんなわけでオーターと共にリゼンブールに帰ってきた。
「A」
「わっ」
オーターに手を引かれホームへと降りる。
「A！！！」
「ウィンリィ！」
駅を出ると見覚えのある女の子が手を振っていた。
彼女は、オーターと繋いでいた手を見るなりニヤニヤしながら耳打ちしてきた。
「いい人捕まえたのね、A」
「ウィンリィってば…！！」
▽
ウィンリィと共に彼女の家へ帰る。
私の家は
「おかえり、A」
「お邪魔します」
「ああ、話は聞いてるよ」
家に着くなりピナコばあちゃんが出迎えてくれる。
「部屋は…アンタら同じでいいか」
「えっ」
「構いません」
「えっ」
ピナコばあちゃんは私たちを見ると、ニヤリとそう言った。
ウィンリィといいピナコばあちゃんといい…血のつながりを感じる。
揶揄いを含む視線から逃れるように、オーターを連れて部屋へと向かった。
「…
「何にも無いだけだよ」
少し牧畜が盛んなだけの何も無い田舎。こんな所に何故オーターが着いてきたのか不思議である。
その疑問が顔に出ていたのか、オーターが口を開いた。
「Aの生まれ育った場所に一度来てみたかっただけだ」
「！」
小っ恥ずかしい事を真顔で言うオーターに照れて視線を逸らす。
照れを隠すように話題を逸らす。
「あ、あのさ、今から母さんの墓に行こうと思ってるんだけど…」
「……行く」
─
荷物を置いて母さんの墓に向かうと、見慣れた後ろ姿があった。
「先客か」
「…父さん」
「…！A、帰ってきたのか…そちらは…」
「Aさんと結婚を前提にお付き合いさせていただいています、オーター・マドルです」
「オーター！？」
「Aが…彼氏を…！！」
「父さん！！」
終わり
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作者名：雹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時：2023年7月16日 22時
