鋼兄弟と砂の神杖 ページ7
※エドアルもいる世界線
※色々キャラ壊れてるかも
ここが、魔法局…。
俺たちは今、姉さんが働かされている魔法局に来ていた。
「…あれ？君たちはAちゃんの弟くんたち？」
「あの、姉さんいますか？」
「残念ながらAちゃんは今外出中なんだ、良かったら執務室で待ってなよ」
そう言ってカルドという人に案内され、姉さんが普段仕事しているという執務室に向かったのだが、そこにいたのはメガネをかけた男だった。
この人確か…
「…お前たちはAの弟か」
「ああ、そういうアンタこそ姉さんの何なんだよ！！」
「兄さん！！」
オレを咎めるアルだって気になっているんだろ？
「…」
「…すみません、ボクはアルフォンス・エルリックです。こっちは兄のエドワード・エルリック」
「ちっ」
「…オーター・マドルだ。先ほどの質問の答えだが」
「！」
「Aとは将来を誓い合った仲だ」
「！？」
コイツが？姉さんと…？？
「お前、姉さんを弄んでるんじゃねぇよな！？」
「兄さん、気持ちは分かるけど落ち着いて。とりあえず話を聞こう」
アル…お前冷静だな。
「殴るのは話を聞いた後でもできるだろ」
…アル、お前……
「姉を取られて寂しいのは分かるが、別に
「誰が義弟だ！！お前を義兄だなんて認めねぇ！！」
「オーターさんは姉さんのどこが好きなの？ていうか好きなの？」
「…」
回答次第ではボコる！！そう思っていたら「難しい質問だが…」と口を開いた。
「具体的にどこが、と言われると難しいが見た目は勿論私のことで一喜一憂したり、錬金術師としては一流なのに私生活では偶にポンコツになるところも愛おしい。あと私が呼ぶと嬉しそうにするところや…」
なんか惚気が始まったんだけど！！
…くっそ、やっぱり気にくわねぇ！！！
「…オーターさんは姉さんのこと本気で…」
アルは感心したように言うが、オレは絶対認めねぇ！
「兄さん、この人本気だよ」
「アル！でも…」
「その辺の馬の骨よりは断然マシだよ」
そりゃ、どこぞの大佐とかよりかはマシかも知れねぇけど…
「オレは絶対に認めないからなー！！」
こんなヤツがオレたちの
─
2023.7.19
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作者名：雹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時：2023年7月16日 22時
