雷使いと新人局員 ページ2
私は最近魔法局に就職した新人職員!
憧れのオーター・マドル様に近づく為に努力を重ね、遂に魔法局への入局が決まったのだ。
残念ながら所属は魔法禁書管理局所属になってしまったが、コレから局内で会う機会も増えるし、もしかしたら…なんて事もあるわよね!
そう思っていたのだが、中々会う機会が無い。そればかりか、オーター様に引っ付く女がいる。
A・エルリック。
どうやら錬金術師らしいが、そんな空想上の存在なワケが無いし騙されているのだろう。
あの女は確かに綺麗な顔立ちと男受けの良さそうなスタイルであるが、所詮は見た目だけだ。
きっと皆あの女の見てくれに騙されているんだわ…!
錬金術師という立場を利用して男を侍らかしているのだろう。
私が目を覚ましてあげなきゃ!!
決意を固め、先ずはどうやって接触しようか悩んでいたところチャンスが訪れた。
天は私に味方してるのね!
直属の上司からオーター様のいる魔法魔力管理局へのお使いを頼まれた。
書類を渡すだけの仕事なのだが、願ってもないチャンスだ。
「えーっと…ここかしら」
キョロキョロとしながらも何とか目的地に辿り着いた。
「失礼します。魔法禁書管理局の者ですが書類を届けに来ました」
「話は聞いています。こちらまで持って来て下さい」
「!」
執務室に入ると、数名が仕事をしていた。
その一番奥のデスクにオーター様がいらっしゃる。
運がいいことに、オーター様の元へ持ってくるよう頼まれた!!
ここで好印象を与えれば、お近づきになれるかも…!!
そう思いオーター様の元へ向かうとある光景が目に入る。
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作者名:雹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時:2023年7月16日 22時