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数十分後、コンコンとドアをたたく音がして
部屋中に緊張が走る。
マネ ｢ ごめんね、遅れて。さ、入って？｣
優しいマネージャーの声に、おずおずと入って来たのは
いつもの笑顔とは真反対の怖々しい顔のあべちゃんと、
画像の子だと思われるマスクをした女の子。
2人はマネージャーの横に座り、ずっと俯いてる。
マネ ｢ … 知ってると思うけど、阿部と隣の女の子が昨日夜、ファンの方に写真を撮られてしまいました。｣
重々しい口調で、語るマネージャー。
真剣な顔で話を聞く俺ら。
マネ ｢ 2人の話によると、昨日は普通にご飯を食べに行った後、ホテルで泊まったそうです…。｣
肩がピクつく。
そして、マネージャーはあべちゃんの方を向いて｢ほら、話しな｣と肩を叩く。
少しためらった後、ゆっくりと口を開いてあべちゃんは話し始めた。
阿部 ｢ … 本当にごめんなさい。俺の不注意が招いた行動です。すみませんでした。｣
立ち上がって、深深とお辞儀をするあべちゃん。
女の子もサッとたち、あべちゃんと同じく｢すみませんでした｣と頭を下げる。
深澤 ｢ … まず、2人とも？頭上げていいから！｣
ちょっとだけ、空気を和ますように明るく話しかける。
こんなどんよりした環境じゃ、話せないでしょ。
しばらく頭を下げた後、ゆっくりと上げて律儀に座る2人。
8人で顔を見合わせ、俺が声を掛ける。
深澤 ｢ … まぁ 出ちゃったものはどうすることも出来ないけど、それなりの判断は覚悟しといて欲しい。｣
俺と目を合わせて、真剣に聞き入ってくれる2人。
深澤 ｢ どんな事があっても、俺は本人からでた言葉を1番信じるよ。Snow Man は 1人の問題で崩れるようなグループじゃない。
ちゃんと、今回起きたことを、伝えて、考え直して、これから頑張っていこうよ。｣
阿部 ｢ ほんっとうに 、、ごめっ 、、｣
涙をいっぱいに溜めて、ポロポロ流すあべちゃん。
こんな姿、見たことないな。
他のメンバーも若干泣いてるし、
改めてグループの良さを考えさせられた気がする。
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作者名：規制社員02 | 作成日時：2019年2月12日 20時
