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【 Tatsuya . F Side 】
バン！
五関くんに新しい振り付けを教えて貰ってる丁度その時
鈍い音が練習場全体に響き渡った。
阿部 ｢ A ！！｣
音のなった方には、横向きに倒れ込むA。
その場にいた全員、何があったのか読めなくて一瞬固まる。
Aが…倒れた…？
そう認識した時、さっきの目黒の言葉を思い出す。
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目黒 ｢ A、今日変です。フラフラしてるし、呂律が若干回ってないです。｣
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阿部 ｢ タオル濡らして、持ってきて！毛布並べて簡易だけど、作るよ！｣
佐久間 ｢ 俺、水とか買ってくる！｣
宮舘 ｢ 俺も着いてく。｣
岩本 ｢ 取り敢えず 運ぼ。｣
五関 ｢ 確か隣の部屋空いてたから、そっち使って｣
皆が指示してる中、俺は倒れて苦しそうにしているAの元へ。
渡辺 ｢ あっつ… やばいぞ ｣
深澤 ｢ A ？ 分かる？ ｣
志都 『 っ あ … はぃ … 』
いつも元気で、熱なんて出さないAがこんなにも弱ってる姿を見て、胸が痛い。
Aをゆっくり横抱きして、隣の部屋へとはこぶ。
渡辺 ｢ ちょっと動くぞ 。気持ち悪かったら言って ｣
志都 『 はぃ … すみませ … 』
深澤 ｢ 謝んなくていいから、｣
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医者 ｢ 無理しすぎたのでしょう… 暫くは 休んだ方が良いかと … ｣
深澤 ｢ 有難うございます 。 ｣
お医者さんに来てもらい、見てもらった後
安心したのか、Aは少し落ち着いた。
渡辺 ｢ 全く… 心配 させやがって… ｣
志都 『 すみません … 』
渡辺 ｢ ばか 、 笑 ｣
なんて、言ってるけど
翔太の目はうっすらと潤んでる。
阿部 ｢ 最近まで舞台だったし、千穐楽終わってからも撮影とかドラマの撮影とか忙しそうだったもんね…｣
岩本 ｢ もっと早く気づいてれば… ｣
志都 『 いや 、おれが無理して 練習来ちゃったから… 』
宮舘 ｢ それもAらしいっちゃらしいけど…｣
佐久間 ｢ もー、体調悪い時は休むんだよ？｣
志都 『 ごめんなさい …』
深澤 ｢ 謝るの禁止！
ありがとう、でしょ？｣
こういう時は、迷惑なんて言わない。
辛い時は、少しぐらい頼ってよ。
なんて言ったら遠慮するから。
志都 『 ！… 有難うございます！ 』
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作者名：規制社員02 | 作成日時：2019年2月12日 20時
